ドラマ1週間:木村拓哉の主演ドラマ「Believe」が荒天の中クランクイン 中村倫也と土屋太鳳で“観るカウンセリング”ドラマ

4月25日にスタートする連続ドラマ「Believe-君にかける橋-」にクランクインした木村拓哉さん=テレビ朝日提供
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4月25日にスタートする連続ドラマ「Believe-君にかける橋-」にクランクインした木村拓哉さん=テレビ朝日提供

 1週間の主なドラマのニュースをまとめて紹介する「ドラマ1週間」。今回(3月23~29日)は、木村拓哉さん主演で4月25日にスタートする連続ドラマ「Believe-君にかける橋-」(木曜午後9時)がクランクインした話題、中村倫也さんと土屋太鳳さんが、8月31日にスタートするNHKの土曜ドラマ「Shrink―精神科医ヨワイ―」(総合・土曜午後9時、BSプレミアム4K・土曜午前9時25分)で精神科医と看護師役を演じることが話題になった。前後編で取り上げる。

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 テレビ朝日開局65周年記念作品として、木村拓哉さん主演で4月25日にスタートする連続ドラマ「Believe-君にかける橋-」(木曜午後9時)がクランクインしたことが3月27日、分かった。撮影初日は物語のカギとなる「橋のシーン」の撮影だったが、この日は強風が吹き、雨や雹(ひょう)も降る悪天候。途中、風速16メートルの強風で撮影が一時中断したが、強風の中でも木村さんはためらうことなく足場に降り立ち、撮影チームを鼓舞。木村さんの熱い思いに応えるかのように、夕方には美しい虹が出て、キャスト・スタッフ一同、感無量のクランクインになったという。

 河合美智子さんが、5月11日にスタートするNHK土曜ドラマ「パーセント」(総合、土曜午後10時ほか、全4回)に出演することが27日、分かった。ドラマは、「障害のある俳優を起用する」というテレビ局の方針に悩みながらも向き合う、若手プロデューサーの未来(伊藤万理華さん)とドラマ出演に挑戦する車いすの高校生、ハル(和合由依さん)の物語。河合さんは、ハルが所属する劇団「S」の代表の野々村輝子を演じる。河合さんは「私は2016年に発症した脳出血の後遺症で右片麻痺(まひ)があります。このドラマに参加させてもらって、障害は何も特別なことではなく、お互いほんの少しの思いやりがあれば分かり合えることなのだと強く感じました」とコメントした。

 河合優実さんが連続ドラマ初主演を務め、昨年5~7月にNHK・BSプレミアムで放送された「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」が、同局の「ドラマ10」枠(総合、火曜午後10時)で7月9日から放送されることが27日、明らかになった。原作は、作家・岸田奈美さんの同名エッセー(‎小学館)。ベンチャー企業家だった父が急逝し、母は突然車いす生活に。弟はダウン症、祖母は物忘れ。そんな家族の心が温かくなる日々の出来事をつづっている。河合さんは主人公で高校生の岸本七実を演じ、母・ひとみ役を坂井真紀さん、父・耕助役を「不適切にもほどがある!」(TBS系、金曜午後10時)で河合さん演じる純子の夫を演じた錦戸亮さん、祖母・大川芳子役を美保純さんが演じる。

 河合優実さんが27日、東京都内で行われた、4月2日スタートの連続ドラマ「RoOT/ルート」(テレビ東京ほか、毎週火曜深夜0時半)のイベント「放送直前!キャストトーク付き第1話先行上映会」に、ダブル主演を務める坂東龍汰さんと登場した。街の小さな探偵事務所で働くクールで孤独な探偵、玲奈を演じる河合さんは「すごいなくしものが多くて……。注意(力)が欠けているんです」と意外な一面を明かした。その上で「(街中の)いろいろなところに監視カメラがあるじゃないですか。そういうところにアクセスできる権限があるなら、(アクセサリーなどを)どこに置いてきたか見て、取り戻したい」と語った。

 見上愛さんが、亀梨和也さん主演の「連続ドラマW 東野圭吾『ゲームの名は誘拐』」でヒロインを演じることが28日、明らかになった。亀梨さん演じる“誘拐犯”の佐久間駿介とともに狂言誘拐を繰り広げる“共犯者”の葛城樹理を演じる。ドラマは東野さんの同名小説(光文社文庫、2002年)が原作。主人公である広告代理店の敏腕プランナー、佐久間駿介は手掛けていた大型プロジェクトから突然降板させられる。佐久間は、自分を引きずり下ろした大企業の副社長に一矢報いるため、その娘の葛城樹理と共謀して身代金3億円の狂言誘拐を企てることから始まるミステリー。見上さんが演じる樹理は、佐久間が手掛ける大型プロジェクトのクライアントである大手自動車メーカーの副社長・葛城勝俊の娘で、葛城と愛人との間に生まれ、その後葛城家に引き取られ育った。世間体を気にして自分を家に閉じ込めてきた葛城を恨み、いつかひと泡吹かせたいという思いを抱えている役どころだ。

 中村倫也さんと土屋太鳳さんが、8月31日にスタートするNHKの土曜ドラマ「Shrink―精神科医ヨワイ―」(総合・土曜午後9時、BSプレミアム4K・土曜午前9時25分)に出演することが29日、明らかになった。中村さんは精神科医院を経営する精神科医、弱井幸之助(よわい・こうのすけ)役、土屋さんは同じ精神科医院で働く看護師、雨宮有里(あまみや・ゆり)役を演じる。日本の精神医療が抱える問題に真正面から向き合い、人々の心に光を照らしていく「観(み)るカウンセリング」ドラマとなる。「Shrink(シュリンク)」は、マンガ誌「グランドジャンプ」(集英社)に連載中の七海仁さん原作、月子さん作画の同名マンガが原作。

 三浦貴大さんが、奈緒さんと磯村勇斗さんがダブル主演で5月24日にスタートするWOWOWの連続ドラマ「連続ドラマW-30『演じ屋 Re:act』」(金曜午後11時、全7話)に出演することが29日、明らかになった。また、主題歌は「Hilcrhyme(ヒルクライム)」の新曲「ドラマ」に決まった。三浦さんは、ホームレスの長田顕一を演じる。ある事件をきっかけにホームレスとなっていた長田は、ホームレス襲撃事件の犯人を見つけ出すため、おとり捜査をしている演じ屋のアイカ(奈緒さん)、トモキ(磯村さん)たちと交流を持つようになる。

 人気グループ「SixTONES」の京本大我さんが3月29日、東京都内で行われた、主演を務める連続ドラマ「お迎え渋谷くん」(カンテレ・フジテレビ系、火曜午後11時)の制作発表会見に登場した。恋愛経験ゼロの売れっ子俳優・渋谷大海役を演じる京本さんは、撮影について「自分でプランニングしたものより、もっと表に伝わりづらい抑揚のなさ、せりふの言い回しを要求していただいて、最初は手こずっていた」と苦戦したと告白。ただ「やりがいはすごくある」とし、「『終わるころには引き出しが増えているだろうな』と。新しい自分、京本大我自身を見つけられている感覚があります」と手応えを語った。

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