光る君へ:伊周は「裏切られた」と勘違い!? 光子役・竹内夢、Eテレでは“うたのおねえさん” 大河出演に「感謝と幸せ」

NHK大河ドラマ「光る君へ」第19回に藤原光子役で登場した竹内夢さん (C)NHK
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NHK大河ドラマ「光る君へ」第19回に藤原光子役で登場した竹内夢さん (C)NHK

 俳優の吉高由里子さん主演のNHK大河ドラマ光る君へ」(総合、日曜午後8時ほか)の第19回「放たれた矢」が、5月12日に放送され、竹内夢さんが藤原光子役で登場した。

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 光子は斉信(金田哲さん)の異母妹。藤原伊周(三浦翔平さん)の妾(しょう)。

 第19回では、道長(柄本佑さん)が右大臣に任命され公卿の頂点に。これを境に、先を越された伊周との軋れきが高まっていく。一方でまひろ(吉高さん)は、ききょう(ファーストサマーウイカさん)のはからいで内裏の登華殿を訪ねることに。定子(高畑充希さん)との初対面に緊張する中、一条天皇(塩野瑛久さん)も現れ……と展開した。

 終盤、伊周は光子の屋敷を訪ねるも、その前には見事なしつらえの牛車が。これを光子の“別の男のもの”と勘違いした伊周は「まさかあいつに裏切られるとは」とショックを受ける。

 そこで隆家(竜星涼さん)は、相手の男が誰か確かめようと強引に伊周を連れ出し、光子の屋敷へ。伊周と隆家の前で門が開き、男が出てくると、隆家は伊周の「よせ」との忠告も聞かず、矢を放ってしまう。

 屋敷の前では矢に驚いた男が尻もちをつき、ちょっとした騒動に。隆家は「脅しただけだ。当ててはおらぬ」と笑みを浮かべ、伊周は相手の男が誰かを知ろうとするが、斉信が「院! いかがされました、院! お気を確かに、院!」と慌てて近づく様子に、隆家が矢を向けた相手が花山院(本郷奏多さん)だと認識。伊周の顔色が変わり、ナレーションでは「長徳の変の始まりである」と語られたところで同回は終了した。

 光子役の竹内さんは1999年10月15日、北海道出身の24歳。「美少女戦士セーラームーン」や「僕のヒーローアカデミア」などの数多くのミュージカルや舞台に出演し、NHK・Eテレの幼児向け番組「おとうさんといっしょ」では、うたのおねえさんの“ゆめ”として人気を集めている。

 「光る君へ」が初の大河ドラマで、自身の公式X(旧ツイッター)では「初めての大河ドラマで、緊張や不安もありましたが、それ以上にこの作品に携われたことに感謝と幸せを感じています。これから続くお話も楽しみにしています!」と感想をつづっている。

 「光る君へ」は63作目の大河ドラマ。平安時代中期の貴族社会が舞台で、のちに世界最古の女性による小説といわれる「源氏物語」を書き上げた紫式部(まひろ)が主人公となる。脚本を、2006年の「功名が辻」以来、2度目の大河ドラマ執筆となる大石静さんが手掛け、きらびやかな平安貴族の世界と、懸命に生きて書いて愛した女性の一生を映し出す。

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