高橋文哉:テレ朝初のヤンキードラマで主演 「クロサギ」「正直不動産」作者のデビュー作「伝説の頭 翔」実写化 初の一人二役&コメディー挑戦

7月スタートの連続ドラマ「伝説の頭 翔」で主演を務める高橋文哉さん=テレビ朝日提供
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7月スタートの連続ドラマ「伝説の頭 翔」で主演を務める高橋文哉さん=テレビ朝日提供

 俳優の高橋文哉さんが、2024年7月期にテレビ朝日系「金曜ナイトドラマ」枠(金曜午後11時15分、一部地域を除く)で放送される「伝説の頭 翔」で主演を務めることが分かった。「クロサギ」「正直不動産」などで知られる夏原武さんのデビュー作で、2003~2005年に「週刊少年マガジン」(講談社)で連載されたヤンキーマンガ(刃森尊さん画)の初の実写化。テレビ朝日初の“ヤンキー青春ドラマ”となり、高橋さんが金髪で初のヤンキー役、初の一人二役、初のコメディー作品に挑む。

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 高橋さん演じる主人公は、不良チーム「グランドクロス」のトップで1000人超のヤンキーを束ねる頭(ヘッド)の伊集院翔(いじゅういん・しょう)と、いじめが原因で不登校になった高校2年生の山田達人(やまだ・たつひと)。

 ケンカ最強のヤンキーと、スクールカースト最弱の“万年パシリ”の2人が偶然に出会い、容姿がそっくりだったため、ある日人生を交換することになり……というストーリー。脚本は「プロミス・シンデレラ」(TBS系、2021年)や「波よ聞いてくれ」(テレビ朝日系、2023年)などの古家和尚さんが担当する。

 高橋さんは、8歳年上の兄が原作マンガの大ファンで全巻持っていたと明かし、「僕も読んだことがありました。ですので、誰よりも先に、兄に主演が決まったことを報告して、喜びを分かち合いました。原作は少し前の時代となりますが、それを現代に落とし込むとどうなるのか、無限の可能性を秘めていると思います」とコメント。

 テレビ朝日の連ドラで主演を務めるのは「仮面ライダーゼロワン」(2019~20年)以来。「当時は右も左も分からなくて。そんな中で初主演を務め、本当に0から1を作っていただいた……まさしく俳優・高橋文哉の“ゼロワン”を作っていただいたという恩を感じています。主演としての立ち振る舞いはできないことの方が多かったですが、役者としてたくさんのことを学ばせていただきました。こうして、テレビ朝日さんの連続ドラマに主演として帰ってこられて、少し恩返しできているのかな?という気持ちがあります。気を引き締めて撮影に臨みたいと思っています」と意気込んだ。

 そして「ずっとやりたいと願っていたヤンキー役、初のコメディーと、“初めて尽くし”ではあるのですが、だからこそ、皆さんの“初めて”をたくさん奪えると思っています! 僕のこれまでとは違った一面も見ていただけたらいいなと思っています。月曜からせわしなく過ごして、ようやく金曜日に溜(た)めてきたものを笑って吹き飛ばせるようなスカッとする部分と、奥深い人間ドラマも楽しめる作品になっています。放送を楽しみにお待ちください、よろしくお願いします!」とアピールした。

 原作者の夏原さんは「『伝説の頭 翔』は、初めてのマンガ原作です。思い入れの深い作品でもあり、今回ドラマ化されることには、他作品のメディア化とはまるで違う感動と喜びがあります。連載中と令和の今では時代も大きく変わりましたが、若さゆえに爆発するエナジーはきっと同じです。素晴らしいスタッフ、キャストが今にふさわしい内容にブラッシュアップ。原作を超えるドラマとして楽しんでください。でも、一番楽しみにしているのは、間違いなく私です」とコメントを寄せた。

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