「カウボーイ・ビバップ」「坂道のアポロン」などの渡辺信一郎監督が手掛けたオリジナルアニメ「残響のテロル」の放送10周年プロジェクトが始動することが明らかになった。夏をイメージした10周年記念ビジュアル、ナイン役の石川界人さん、ツエルブ役の斉藤壮馬さん、渡辺監督のコメントが公開された。記念プロジェクトの第1弾として7月6~28日にノイタミナショップ&カフェシアター(東京都港区)でキャンペーンが実施される。
ウナギノボリ
解説:朝ドラ“メガネっ娘”の系譜 過去にもブレークした俳優が
同作は、“スピンクス”を名乗る少年が東京で大規模な爆弾テロを起こす……というストーリー。フジテレビの深夜アニメ枠「ノイタミナ」で2014年7~9月に放送された。
◇石川界人さんのコメント
残響のテロル10周年おめでとうございます。アニメの放送が終了してもなおこうして周年を祝えるのは、彼らを覚えていてくださった皆様のおかげです。本当にありがとうございます。ナインとツエルブの決死の存在証明が映像として皆様の心に残り続け、僕ら演者の心に刻まれ続けていることを考えると、彼らに出会い演じることができてよかったと改めて実感します。10周年を迎えるにあたって改めて映像を見直しました。深く考えさせられるテーマと、緻密な映像表現、臨場感のある音響、登場人物たちの心の奥底に入り込むような没入感で気がついたら何度目かもわからない涙を流していました。
まだ見たことがない方にも過去に見たことがあるという方にも、染み入る作品です。ぜひこれからも心の片隅でもいいので彼らの物語を覚えておいていただけると幸いです。
残響のテロル10周年、おめでとうございます! あの夏の日、汗だくになりながらオーディションを受け、台本をいただくたびに胸の高鳴りをおさえきれず、素晴らしいストーリーと未熟な自分のギャップにもがいたことを、今でも鮮明に覚えています。あれから何度も観返し、そのたびごとにどんどん好きになっていきました。改めて、渡辺監督のすごさをひしひしと感じる日々です。自分にとって残響のテロルは、掛け値なしに青春と呼べる存在です。それは決して甘く美しいだけではなくて、苦しさも歯痒さも達成感も何もかもを内包した、あの時期にしか味わえない感覚だったと思います。
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晴らしいシナリオとキャラクター、音楽、映像が結実して生み出されたこの作品が、今こそ多くの方に届いてほしいなと心から願っております。改めまして、残響のテロル10周年、本当におめでとうございます!
10年前の夏からずっと、彼らのことを忘れたことはない。もちろん今でも、彼らは自分の中で生きている。今年も暑いとか嘆いたりしながら。
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