山崎賢人:実写映画「アンダーニンジャ」で“現代の忍者”に ヒロインに初共演の浜辺美波 監督は福田雄一 花沢健吾のマンガ原作

映画「アンダーニンジャ」のティザービジュアル(C)花沢健吾/講談社(C)2025「アンダーニンジャ」製作委員会
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映画「アンダーニンジャ」のティザービジュアル(C)花沢健吾/講談社(C)2025「アンダーニンジャ」製作委員会

 俳優の山崎賢人さんが、花沢健吾さんのマンガが原作の実写映画「アンダーニンジャ」で、主演を務めることが8月29日、明らかになった。同作は、現代社会に潜む新たな忍者像を描いており、山崎さんは、忍者組織・NINの末端であり、ある重大な“忍務(にんむ)”を任されることになる謎の忍者・雲隠九郎を演じる。俳優の浜辺美波さんが、今作のヒロインで、忍者たちの戦いに巻き込まれていく女子高生・野口彩花を演じることも発表された。山崎さんと浜辺さんが共演するのは初めて。「銀魂」「ヲタクに恋は難しい」などで知られる福田雄一さんが脚本を手がけ、監督を務める。2025年1月24日に公開される。

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 原作は、「アイアムアヒーロー」などで知られる花沢さんのマンガで、「ヤングマガジン」(講談社)で2018年7月から連載中。戦後消滅したとされる忍者が現代でも暗躍している世界を舞台に、ニート同然の暮らしを送る末端の忍者・雲隠九郎がある重大な“忍務”に身を投じていく……というストーリー。全12話のテレビアニメが2023年10~12月に放送されたことも話題になった。

 福田監督とは「斉木楠雄のψ難」「ヲタクに恋は難しい」に続き3度目のタッグを組む山崎さんは「元々、原作を読んでいてすごく好きな作品だったので、九郎を演じることができてすごくうれしいですし、大好きな福田監督とまたご一緒できたことも本当にうれしいです。監督は自由にやらせてくれる雰囲気を出しつつ、時には自分から笑いを生み出すということも求められ、独特の緊張感と楽しさを味わえる現場でした」とコメント。

 山崎さんは“忍者アクション”にも挑戦するといい、「原作を読んでいた時に『九郎は何を考えているんだろう』とつかめない印象があったので、声のトーンや表情も含め、すごく意識しました。足技やちょっと人間離れしている忍者独特のアクションもたくさんありますのでご期待ください。浜辺さんとは初共演でしたが、全力で監督の期待に応えようとする姿がすてきだなと思いました! 撮影はめちゃくちゃ楽しかったですし、本当に面白い作品ができているなという達成感があるので、早くスクリーンで見たいです!」と話している。

 派手めな女子高生・野口を演じる浜辺さんは、約9年ぶりに金髪姿の役を演じることになる。浜辺さんが福田組に本格参加するのは初めてで、「本当に鍛えられました。自分が何かを得ているのか、何かを失っているのかわからないような感覚になりましたが……(笑い)、中途半端にならないよう、とにかくやりきりました! 台本の中から私1人では生み出せなかった発想を福田監督がくださるので、本当に学びになりましたし、楽しかったです」と語っている。

 初共演の山崎さんについては「本当に穏やかで、私が何をやっても受け入れて笑ってくださる優しい方でした。素晴らしいキャラクターたちの魅力が詰まった忍者アクションコメディー映画になっているのではないかなと思います。野口は原作とは少し変わっている部分もありますが、その中でも皆さんに愛していただけるようなキャラクターになったらいいなと思いながら全力で演じましたので、楽しんでいただけたらうれしいです」とコメントを寄せている。

 福田監督は「賢人くんとまた映画をご一緒できること、めっちゃうれしいです! 実は以前から賢人くんとアクションヒーローものをやってみたいという気持ちがあって。『斉木楠雄のΨ難』『ヲタクに恋は難しい』とノーアクションの映画だったので(笑い)。久々の賢人くんとの撮影はやっぱり毎日が楽しくて。そして、賢人くんの雲隠九郎はあきれるほどカッコいい! 浜辺美波ちゃんとは、『スーパーサラリーマン左江内氏』以来。あの頃はまだ10代で初々しかったですが、久々に会った美波ちゃんは別人のようで。明るくて、りりしくて。撮影中はいろいろとむちゃな演技をお願いしてしまって。私、お嫁に行けませんと言われました(笑い)」とコメント。

 「原作は設定が面白い!と思って、読ませていただいていました。あと、花沢先生の『アイアムアヒーロー』とか『ボーイズ・オン・ザ・ラン』とか大好きだったので、お話いただいた時はめっちゃうれしかったです! そして、花沢先生が撮影現場に3回も遊びに来てくださって、その度に出演者のビジュアルの写真とかを見ていただいたり、かなりはしゃぎました(笑い)。とにもかくにも、映画は2人がキラキラと輝いた素晴らしい出来に仕上がっています。ぜひ、たくさんの人に劇場で見てほしいです!」と話している。

 原作者の花沢さんは「苗字ランキング約2700位、マンガ家の花沢健吾です。ついに発表されました! まずはホッとしています。多分、日本の映画界屈指の忙しい人だと思うので、まさかこの役を引き受けてくださるとは思いもよらなかったのですが、実際に撮影現場見学にいったら、そこに苗字ランキング約650位の山崎賢人さん、いや山崎九郎、いや雲隠九郎が立ってました。……感無量です。苗字ランキング約2650位の浜辺美波さんからいただいた差し入れ、家宝にしたかったのですが、あまりにもおいしそうだったので食べました! 苗字ランキング約40位の福田監督もビックリするくらい心と肩幅が広く、これはとんでもなく壮大な作品になるのではと期待しております。まだ発表されてない方々もすごい人ばかりで、『アンダーニンジャ』という作品に、これだけの人たちが結集していただけたのは原作者として身に余る光栄です。続編では、観覧車下での戦いをぜひとも映像化してほしいので、皆さん劇場に足を運んでください!」とコメントを寄せている。

 フジテレビの若松央樹プロデューサーは「花沢さんの原作に出会ったのは、ずいぶん昔になりますが、冒頭のセットアップの段階から、ほれ込みました。かつて見たことのない現代忍者設定で、もしかしたらホントにいるかもと思わせる何とも言えないリアリティーと、キャラクターのオフビートな造詣に魅せられました。そしてその魅力を分かち合える『同士』と言ったらおこがましいのですが、以前作品をご一緒した福田監督、そして山崎賢人さんと意気投合できたことがプロデューサーとして最高に幸せな瞬間でした。さらに、福田組にぜひお招きしたかった国民的女優・浜辺美波さんが賛同してくれるという奇跡も重なり、これ以上ないすてきな作品になっていると思います。いまだかつてない山崎さん&浜辺さんの魅力が満載ですし、原作の壮大なスケール感と心地よい緩さを、福田監督が見事に融合し、世界的にも面白がれるエンターテインメントになっているかと思います。ぜひスクリーンでお楽しみいただければ幸いです」と語っている。

 山崎さん演じる忍者専用のパーカーをまとった雲隠九郎、浜辺さん演じる制服姿の野口のビジュアル、雲隠九郎、野口が登場する映像も公開された。

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