フジテレビ：昨年“復活”の金曜午後9時のドラマ枠　わずか1年で火曜に移行

　フジテレビは9月2日、10月期の番組編成を発表。現在「ビリオン×スクール」が放送中の金曜午後9時のドラマ枠を、火曜午後9時に移行させることが分かった。昨年10月期に約54年ぶりに復活し、「うちの弁護士は手がかかる」「院内警察」「イップス」「ビリオン×スクール」が放送されてきた“金9”枠はわずか1年で終了することとなった。

あなたにオススメ

高橋ひかる「国民的美少女」グランプリから10年　幅広い活躍の足跡

　10月期改編で打ち出した「平日改革（特に火曜）」の一環。同日に本社（東京都港区）で行われた説明会で、火曜午後9時の枠では、これまで「ナースのお仕事」「踊る大捜査線」「WATER BOYS（ウォーターボーイズ）」といったヒット作が生まれていることが説明され、中嶋優一編成部長は「現在、火曜午後9時は関西テレビのバラエティー番組を放送していますが、この秋に9年半ぶりにフジテレビの制作に戻ります。金曜午後9時のドラマを移して、この枠をドラマで勝負していきたい」と話した。

　復活する火曜午後9時ドラマの1作目は、俳優の反町隆史さんと杉野遥亮さんがダブル主演する刑事ドラマ「オクラ」となる。

　金曜午後9時の枠では、ヒロミさんとホラン千秋さんがMCを、お笑いコンビ「チョコレートプラネット」が進行を務めるバラエティー番組「ザ・共通テン！」が新たにスタートする。ある共通点を持つ4人の女性芸能人の日常に密着し、“マネしたくなる情報”をベスト10形式で発表するという内容。今年5月に「女のTHE共通点」というタイトルで放送され、“冷蔵庫パンパン女子”をテーマに、ギャル曽根さんや森香澄さんらの買い物テクニックなどが紹介された。

　フジテレビの10月期の改編率は全日帯は7.6％、ゴールデン帯（午後7時～10時）は22.2％、プライム帯（午後7～11時）は26.3％となった。