良いこと悪いこと
最終話 真犯人、だーれだ?
12月20日(土)放送分
伊藤沙莉さんが主演するNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「虎に翼」(総合、月~土曜午前8時ほか)。脚本を担当する吉田恵里香さんが、主人公の寅子を演じる伊藤さんの魅力について語った。
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吉田さんは「伊藤さんが寅子を演じると決まったときは、すごくうれしかった」と振り返り、「伊藤さんならやってくれるだろう。伊藤さんなら嫌われずに寅子を演じられるだろうという気持ちで脚本を書いていた」と明かす。
ドラマがスタートした頃は18歳だった寅子も、ストーリーが進むにつれて年齢を重ね、すっかり大人の女性になった。吉田さんは「大人になった寅子の演技がすごくいい」と伊藤さんの演技をたたえる。
「大人っぽくなりすぎない、やりすぎない自然な演技で、口調は若々しいけれど、所作やまなざし、ほほ笑み方で年齢を演じ分けていらっしゃる。完パケをもらって見るたびに、その繊細な演技に驚かされます」
寅子といえば、豊かな表情も魅力の一つだが、「しゃべりの演技はもちろん、立っているだけでも感情が見えてしまうような空気感が素晴らしい。一方で、喜怒哀楽を表情だけで“芸”に達するぐらい豊かに演技をされていて、演技の幅がものすごい。表情筋がすごく発達していらっしゃるなと思いますね」と語った。
「虎に翼」の撮影現場に顔を出すこともあるという吉田さん。現場を訪れると「いつ行っても伊藤さんの明るい笑い声が聞こえてきて、『今日も伊藤さん元気だな』と励まされます」と明かす。
「伊藤さんはいつもニコニコしていて、『このシーンすごく良かったです』など、いろいろとお話をしてくださるので、私も元気をもらえます。どんなに忙しくても、ピリピリしていたり、ムスッとしていたりということが一度もなかったので、本当にすごい人だなと。周りを笑顔にしてくれる才能のある人だと思います」
物語も終盤に突入し、今月末にはついに最終回を迎える「虎に翼」。仕事に育児に駆け抜けてきた寅子の行く末を、最後まで見守りたい。
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