海に眠るダイヤモンド
第6話 希望の種
12月1日(日)放送分
俳優の神木隆之介さん主演のTBS系日曜劇場「海に眠るダイヤモンド」(日曜午後9時)の第2話が11月3日に放送された。1955年からの石炭産業で躍進した長崎県・端島(軍艦島)の水事情が描かれ、SNSで話題になった。
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ドラマは、明治の初めから戦後の高度成長期にかけ、石炭採掘で発展した端島と、現代の東京を舞台にした70年にわたる愛と友情、家族の物語。脚本・野木亜紀子さん、監督・塚原あゆ子さん、プロデューサー・新井順子さんのドラマ「アンナチュラル」「MIU404」(同系)、映画「ラストマイル」チームが手がけている。
現代。いづみ(宮本信子さん)は、玲央(神木さん)に、端島の水事情について話した。島には上水道がないため、生活に必要な真水を運搬する船が1日3回、島にやってきて、貯水タンクに入れていた。いづみは「船の名前は『三島丸』。水って重いでしょ、水の重さで水面ギリッギリ。海の上を這うように運んでた」と明かした。
島には水を運ぶ女夫がいた。炭鉱長宅や職員住宅へ水を運んでいたが、鉱員は毎日自分で水を運んだ。階ごとに共用栓がある鉱員住宅では、水道の使用時間が決められており、1日に1回、くんだ水を水がめにため、少しずつ大切に使っていたという。
貯水タンクの容量は1500トン。ところが、台風が近づき、三島丸が端島に来ることができず、どんどん水が足りなくなってしまう。第2話では水の配給が止まり、島民たちが困り果てる様子が描かれた。
水問題に加え、狭い端島の住宅事情も描かれた。部屋数が多い職員住宅と違い、鉱員住宅はこじんまりとしていた。独身用は一間で、家族用は二間。階数や部屋の場所によって住環境の良し悪しが大きく左右され、高層階で海の見える部屋など、人気の部屋をめぐって争い事になってしまう様子も描かれた。
SNSでは「端島って水を船で運んでたのは衝撃だった」「端島の水事情とかも知れて良かった」「端島は水をどうしていたんだろうと思っていたら、やっぱり相当苦労していたのね」「端島、水をもらい忘れたらどうしてたんだろう」「端島の水事情や住宅事情について細かく描いているのがいいね」という声が広がった。
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