ライオンの隠れ家
最終話 僕たちの新しい始まり
12月20日(金)放送分
俳優の柳楽優弥さん主演の連続ドラマ「ライオンの隠れ家」(TBS系、金曜午後10時)の第5話が、11月8日に放送される。見どころや撮影の舞台裏について、松本友香プロデューサーに聞いた。
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ドラマは、洸人(柳楽さん)と自閉スペクトラム症の弟・美路人(坂東龍汰さん)が、「ライオン」と名乗る謎の少年(佐藤大空君)と出会い、ある事件に巻き込まれていくヒューマンサスペンス。脚本は完全オリジナルで、「私の家政夫ナギサさん」(TBS系)や「おっさんずラブ」シリーズ(テレビ朝日系)を手掛けた徳尾浩司さんと、連続ドラマデビュー作となる一戸慶乃さんが共同で担当する。
ここまでほとんど言葉も発していない、尾野真千子さん演じる愛生と岡山天音さん演じる謎の青年Xがいよいよ本格的に始動します! そして動き出したら早々に衝撃的なインパクトを皆様に放ってしまうと思います……!
具体的にそのシーンのことはOAまでのサプライズにしたいので話せないのですが、撮影中のモニターを見ながら監督や私、多くのスタッフの涙腺が決壊しました。胸がギュッとなる切ない回かもしれません……。
ですが4話までの中で、視聴者の皆様が気になっていることも少しずつ紐解かれていくと思います。またそんな目まぐるしい日々の中だからこそ、洸人の葛藤や決断、美路人の新たなチャレンジ、ライオンの必死に生きるひたむきさが見える回となっています。
4話は見てくださった方にも、たくさんのお気に入りシーンがあると思いますが、洸人と美路人とライオンが共に暮らすようになってからのすてきな瞬間がたくさん詰まった回でした。
撮影の裏話的なことでいうと、やはりラストシーンの、洸人がライオンにお母さんが生きているかもしれないと伝えるところは個人的にも仕上がりに感動した場面でした。そのシーンの撮影の時は、いつもより、よりしっかり丁寧にドライをし、気持ちを確認し臨みました。動きや形を決めすぎてしまうと、ライオン役の大空くんが自然にできないかもしれないし、監督も塩梅(あんばい)が難しいシーンではありました。
そのため俳優部にゆだねる部分も多く、洸人の涙が出た後の「こちょこちょ」するライオンと「こちょこちょタイムじゃないから」と笑い合う3人のお芝居は台本のト書きとは少し違いますが、あの時にしか作れない、ここまでで作り上げた3人の関係からにじみ出たすてきな姿でした。
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