良いこと悪いこと
最終話 真犯人、だーれだ?
12月20日(土)放送分
俳優の神木隆之介さん主演のTBS系日曜劇場「海に眠るダイヤモンド」(日曜午後9時)で、百合子(土屋太鳳さん)の母・寿美子を演じる山本未來さん。今作を手がける新井順子プロデューサー、塚原あゆ子監督が担当したドラマ「Nのために」(2014年放送)では、香川県青景島出身の希美(榮倉奈々さん)の母親で、精神不安定になってしまった早苗を演じていた。SNSでは「『Nのために』のお母さんがチラつく」といった声も上がるなど、登場すると話題になった。山本さんに、寿美子役の印象や、土屋さんとのエピソードを聞いた。
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ドラマは、明治の初めから戦後の高度成長期にかけ、石炭採掘で発展した長崎県の端島(軍艦島)と、現代の東京を舞台にした70年にわたる愛と友情、家族の物語。脚本は野木亜紀子さん、監督は塚原さん、プロデューサーは新井さんという、ドラマ「アンナチュラル」「MIU404」(同系)、映画「ラストマイル」のチームが手がけている。
今作への出演が決まったとき、「それはもう本気で飛び跳ねて喜びました! 野木亜紀子さん脚本の作品にいつか出演させていただけたらと願っていたので、ものすごくうれしかったです」と喜びを語った山本さん。
「野木さんの脚本は素晴らしく、壮大で活気ある端島の暮らしが鮮やかに描かれています。そんな戦後の端島の地に、寿美子として居られる喜びを感じました。そして何より、『Nのために』『石子と羽男ーそんなコトで訴えます?ー』(2022年)でお世話になった塚原監督、新井プロデューサーとまたご一緒できたことはわたしにとって宝です」と笑顔を見せた。
山本さん演じる寿美子は、ある出来事をきっかけに心身のバランスを崩し、百合子との間に溝ができてしまったという役どころ。「塚原監督と新井プロデューサーのお二人は毎回、私を新しいステージへと導いてくださいます。今回も非常に繊細なシーンのある難しい役でしたが、塚原監督のもとに携わるスタッフの妥協なきシーン作りのおかげもあり、『寿美子を生きた』という実感を持つことができました」と振り返った。
娘役の土屋さんとは初共演。「スタンバイ中に『大人になったら私も深みが持てるのでしょうか?』と質問してくれて、『私に聞いてくれるの?』とうれしくなりました。ご自分より大事な守るべき存在(子)ができたことも関係しているのか、解放されて演じられている姿が印象的でした。この場を借りてお伝えさせていただきます(笑)」とコメントした。
最後に、視聴者に向けて「寿美子が身体のバランスを崩すきっかけになった、ある出来事とは何なのか。渾身(こんしん)の力を込めた4話となりました。皆様に届きますことを願っております」と呼びかけた。
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