奈美悦子:73歳、老いを感じる日々 犬の散歩中に転んで右手骨折 夫のサポートで感じた“老々介護” 「徹子の部屋」で語る

11月26日放送の「徹子の部屋」に出演した奈美悦子さん=テレビ朝日提供
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11月26日放送の「徹子の部屋」に出演した奈美悦子さん=テレビ朝日提供

 73歳の俳優、奈美悦子さんが、11月22日放送の黒柳徹子さんの長寿トーク番組「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に出演。老いや骨折、老々介護などについて語った。

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 友達に会うと、「転んじゃだめよ。ゆっくりね。急がなくていいんだから、ゆっくり歩こうね」などと話していたが、 5月末に犬の散歩をしていて引っ張られ、転んでしまったという。どうやって転んだかなど何も覚えておらず、救急車の音で「私だ!」と気づいた。右手を見たら、手首のあたりから骨が出ていた。

 その日は日曜で救急隊がほうぼうに電話をかけたが、「その骨折の手術ができる医者が今日はいない」などの返答で、搬送先が決まらなかった。その日はたまたまポケットに携帯電話を入れていた。知り合いの医者に電話をかけて「骨が見えてて」と説明し、搬送先の助言を得た。骨は体外に出ないものだから感染症になる確率が高いということで、その病院で緊急手術を受けることになった。

 病名は「橈骨遠位端骨折(とうこつえんいたんこっせつ)」。のちに医者から「ダイレクトに側頭部をコンクリートに打ち付けていたら、生きていらっしゃったかどうか分かりません」と言われ、「不幸中の幸い」だと思った。

 抜糸するまでは水を使えない。料理は得意な夫に任せたほか、入浴の手伝いもしてもらった。「(一緒に入るのは)もう何十年ぶりっていうぐらい。裸を見られちゃうとか言ってる場合じゃない」ので、動く左手でできる範囲は自分で洗ったが、背中や頭などは「申し訳ありません」と言いながら夫に洗ってもらった。

 「ものすごい借りができた感じ」「ああ、老老介護ってこういうことなんだな。お互いにできるほうが努力して、助けて行かなきゃいけないんだな」と感じたと振り返った。

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