プライベートバンカー
第1話 これは実在する仕事です
1月9日(木)放送分
俳優の横浜流星さん主演のNHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(総合、日曜午後8時ほか)の新キャストが1月11日、発表された。「蔦重と繋がり、ヒット作を世に出す仲間たち&江戸で名声をとどろかす文化人」として、桐谷健太さんが大田南畝/四方赤良役、古川雄大さんが北尾政演/山東京伝役、岡山天音さんが倉橋格/恋川春町役、寛一郎さんが富本午之助役、山中聡さんが杉田玄白役、柳俊太郎さんが土山宗次郎役、山口森広さんが唐来三和役で、浜中文一さんが朱楽菅江役、片岡鶴太郎さんが鳥山石燕役で出演と、個性派ぞろいの9人となっている。
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「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」は64作目の大河ドラマで、日本のメディア産業やポップカルチャーの礎を築いたとされる蔦屋重三郎(略して“蔦重”)の生涯を描く。脚本は一昨年、NHKで放送され、大きな話題となった「ドラマ10『大奥』」などで知られる森下佳子さんが手掛けている。
桐谷さん演じる大田南畝/四方赤良は、幕臣にして、江戸随一の文化人、天明狂歌のスター。牛込の御徒組屋敷で生まれ育った幕臣。十代で出した狂詩集「寝惚先生文集」で一躍その名をとどろかせ、その後四方赤良という狂名で、天明狂歌を牽引する存在となる。批評家、戯作者など多彩な一面も持ち合わせ、蔦重(横浜さん)とは、南畝が書いた黄表紙評判記「菊寿草」をきっかけに、交流がスタートする。無類の酒好きでもある。
古川さん演じる北尾政演/山東京伝は、絵師、戯作者、マルチな才能を持つ、江戸のベストセラー作家。深川木場生まれで、北尾重政(橋本淳さん)に画を学び、その後徐々に洒落本や黄表紙などを手掛け鶴屋(風間俊介さん)が出した「御存商売物」で、戯作者としての地位を確立する。蔦重とは、度々吉原に出入りする中で知り合い、親交を深めていく。「江戸生艶気樺焼」の大ヒット以降、蔦重の出版パートナーとして欠かせない存在となっていく。
岡山さん演じる倉橋格/恋川春町は、朋誠堂喜三二(尾美としのりさん)の親友で、黄表紙の傑作「金々先生栄花夢」の作者。駿河小島藩に仕える武士。挿絵も文章も書ける戯作者。鱗形屋孫兵衛(片岡愛之助さん)から出した、「金々先生栄花夢」は大ヒット、その後に続く黄表紙の先駆けとなる。本屋の新参者の蔦重とは、親交のあった喜三二の仲介で知り合う。蔦重とは次々と作品を出すものの、時代の変わり目で発表した「鸚鵡返文武二道」が、幕府の目に留まり、思わぬ事態となっていく……。
寛一郎さん演じる富本午之助は、その美声で観衆を虜にする江戸浄瑠璃の歌い手。蔦重が当時流行していた富本節を正本にしようと、接触を試みる富本の二代目。別名“馬面太夫”。その美声は江戸中を魅了した。富本豊前掾を父に持ち、二代目富本豊前太夫を称する。
山中さん演じる杉田玄白は、平賀源内(安田顕さん)とも親交のあった、「解体新書」の生みの親。若狭小浜藩の藩医で、前野良沢や中川淳庵とともに、「ターヘル・アナトミア」を翻訳し、須原屋(里見浩太朗さん)から「解体新書」を発表する。源内は、解体新書の挿絵を描くことになる画家・小田野直武を紹介し、活躍する分野は異なっても、互いに尊敬しあう仲となっていく。
柳さん演じる土山宗次郎は、政変により人生を狂わされた、田沼意次(渡辺謙さん)の側近。意次の腹心の部下で、勘定組頭の旗本。意次が蝦夷地開発を積極的に推進する中で、その探査役として、大きく関わっていく。また吉原での豪遊も絶えず、大田南畝らのパトロンとして、贅沢の限りを尽くし、やがて大文字屋の花魁・誰袖(福原遥さん)を1200両という莫大な金額で身請け。しかし、意次が失脚すると、悲運な人生を辿っていく。
山口さん演じる唐来三和は、ユーモアのセンスに長けた、江戸の戯作者。元々は武士の出身であったが、天明期にわけあって町人となる。絵師、狂歌師、戯作者たちを集めた大規模な宴席で、蔦重と出会う。代表作に「莫切自根金生木」、題名が上から読んでも下から読んでも同じ、回文の傑作がある。やがて松平定信の時代に変わると、作品が政治批判をしたとされ絶版処分を受けてしまう。
浜中さん演じる朱楽菅江は、大田南畝、唐衣橘洲とともに、狂歌三大家の一人。大田南畝らとともに始めた狂歌が、天明期に大流行し、そのブームを牽引する一人となる。蔦重とは、大田南畝に誘われて行った、狂歌の会で出会う。その後、狂歌本を何冊も蔦重のもとから出し、喜多川歌麿(染谷将太さん)とのコラボ作品も世に送り出していく……。
片岡さん演じる鳥山石燕は、妖怪画の大御所、歌麿の人生に大きな影響を与えた師。徳川将軍家に仕える狩野派に絵を学び、安永5(1776)年に「画図百鬼夜行」を刊行し、妖怪画の名手として注目をあびる。喜多川歌麿や恋川春町など数多くの弟子を持つ。特に歌麿には、小さい頃から目をかけ、その“才能の目覚め”にきっかけを与えていく。
今回発表されたのは「蔦重と繋がり、ヒット作を世に出す仲間たち&江戸で名声をとどろかす文化人」で
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