月夜行路 ―答えは名作の中に―
第九話 狙われた遺産!漱石誕生の地・夏目坂の屋敷に現れた怪人と相続バトル
6月3日(水)放送分
俳優の横浜流星さん主演のNHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(総合、日曜午後8時ほか)。ドラマは4月20日放送の第16回「さらば源内、見立は蓬莱」で一区切り。5月4日放送の第17回「乱れ咲き往来の桜」から、蔦重(横浜さん)が板元として本格的に始動する新章がいよいよスタートする。これまでの瀬川(小芝風花さん)に代わる、ヒロインポジションを担う二人の女性キャラクターとは……。
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「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」は64作目の大河ドラマで、日本のメディア産業やポップカルチャーの礎を築いたとされる蔦屋重三郎(略して“蔦重”)の生涯を描く。脚本は一昨年、NHKで放送され、大きな話題となった「ドラマ10『大奥』」などで知られる森下佳子さんが手掛けている。
まずは福原遥さん演じる「“疑惑の金”で身請けされた、蔦重を慕う当代一の花魁(おいらん)」の誰袖(たがそで)だ。
誰袖は、吉原の新興勢力・大文字屋の女郎。禿(かむろ)上がりの振袖新造(ふりそでしんぞう)の時には「かをり」と名乗り、蔦重に一方的な恋心を抱いていたが、その想(おも)いはやがて……。そして成長し、吉原を代表する花魁となる。
その後、老中・田沼意次(渡辺謙さん)の“懐刀”ともいえる勘定組頭を務めていた幕臣・土山宗次郎に莫大な金額で身請けされ、江戸中にその名を広めることとなる。しかし、その金の出どころについてある疑惑が生まれ、やがて吉原と江戸幕府、そして蔦重と誰袖の人生を揺るがす大事件へと発展していく。
もう一人が、橋本愛さん扮(ふん)する「のちの蔦重の妻」てい。
ていはとある市中の本屋の娘。謹厳実直で控えめな女性だが、それが故に損ばかりをしてきた過去をもつ。
ある種世慣れた女郎たちが集まる吉原で育った蔦重にとっては非常に慣れないタイプの女性であり、ていにとっても蔦重はその出自も含めて受け入れがたい存在であった。しかし「本を愛する」という一点については共通しており、それが二人の絆となり、いつしかかけがえのない存在となっていく。
チーフ演出の大原拓さんによると、誰袖とていは共に蔦重と大きく関わるという意味で瀬川と共通しているが、そのアプローチは二人とも「まったく違う」と明かす。
その上で「そのまったく違う女性が出てくることを楽しんでもらいたい」と視聴者にメッセージ。「蔦重は基本的に女子の気持ち、女性の気持ちが分からない設定なので、そこはまったく変わらないし、これからも変わらない。人間、そんなに変わらないので、そういうようなところも楽しんでいただけたらいいなと思っています」と考えを語った。
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