あんぱん:のぶ、嵩からの土産受け取らず またもすれ違う2人に視聴者悲痛「せっかく仲直りしたのに」「時代が悪い」

連続テレビ小説「あんぱん」第33回の一場面(C)NHK
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連続テレビ小説「あんぱん」第33回の一場面(C)NHK

 今田美桜さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「あんぱん」(総合、月~土曜午前8時ほか)の第33回が5月14日に放送された。同回では、嵩(北村匠海さん)がのぶ(今田さん)に買ってきた土産をめぐり、2人がすれ違う様子が描かれ、視聴者が反応した。

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 第33回では、嵩(北村匠海さん)が大事そうに抱えていた土産が部屋にあるのを見て、健太郎(高橋文哉さん)はのぶに渡さなくてよいのかと心配する。

 翌日、千尋(中沢元紀さん)はあんぱんを買いに朝田家を訪れ、「兄貴が……のぶさんに渡したいもんがあるそうです。空き地で待っちゅうき、行っちゃってください」と伝える。

 のぶを呼び出した嵩は、「いつか言ってくれただろ。『嵩は絵を描くために生まれてきた人や』って。あの言葉で受験頑張れたし、コンクールで佳作になったのものぶちゃんのおかげだよ」とお礼を言い、お土産を手渡す。

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 箱を開けたのぶは、赤いハンドバッグを見て「たまるかー。こんな美しいもん……」と息をのむが、「こんな贅沢(ぜいたく)なもん、もらうわけにはいかん」「戦地の兵隊さんのこと、考えてみいや」と突き返す。

 嵩が「でも戦争はいつか終わるだろ? その日が来たら、のぶちゃんも銀座の街を歩いてほしい」と伝えると、のぶは「うちらとおんなじばあの若もんらあが、お国のために戦いゆうがで。豪ちゃんも命がけで……。その若もんらあのこと考えてみいや。こんな贅沢なもんに使うお金があったら、嵩も戦地の兵隊さんのために献金するべきや。そう思わん?」と問いかける。

 嵩は「思わない」と答え、「美しいものを美しいと思ってもいけないなんて、そんなのおかしいよ」「のぶちゃんが先生になったら子供たちにもそんなふうに教えるの? そんな先生僕は嫌だな。僕が知っているのぶちゃんは正直すぎるくらい正直で面白い女の子だった」と話した。のぶは「うちも変わったかもしれん。けんど嵩も変わった。もうあのころみたいにはなれんって分かったやろ」とその場を離れようとする。

 嵩が「これだけでも受け取ってくれないかな」と引き留めると、のぶは「いらんと言うたらいらん。しゃんしゃん東京にいね!」と言い捨て、立ち去ってしまった。

 SNSでは「すれ違ってゆく2人の思いが切ない」「せっかく仲直りしたのに……見てる世界が違いすぎて……泣」「誰も悪くない。ただ時代が悪いのよ」「受け取るだけでも受け取ってあげてよ」「嵩が気の毒すぎてしんどい」といった声が上がっていた。

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