あんぱん:嵩を傷つけたと後悔するのぶ 優しく寄り添う寛伯父さんに視聴者感動「人格者すぎて泣ける」「歩く金言」

連続テレビ小説「あんぱん」第34回の一場面(C)NHK
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連続テレビ小説「あんぱん」第34回の一場面(C)NHK

 今田美桜さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「あんぱん」(総合、月~土曜午前8時ほか)の第34回が5月15日に放送された。同回では、嵩(北村匠海さん)を傷つけてしまったと後悔するのぶ(今田さん)に、嵩の伯父・寛(竹野内豊さん)が優しく寄り添う場面が描かれ、視聴者の注目が集まった。

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 第33回(5月14日放送)では、嵩が東京土産として買ってきたハンドバッグをのぶに渡そうとするが、のぶは「こんな贅沢(ぜいたく)なもん、もらうわけにはいかん」「戦地の兵隊さんのこと、考えてみいや」と突き返す。価値観の違いから衝突した2人。のぶは嵩に「しゃんしゃん東京にいね!」と言い捨て、立ち去ってしまう。

 第34回では、のぶはメイコ(原菜乃華さん)から、嵩が最終の汽車で東京に帰ることを聞き、落ち着かない。出発時間が近づく中、のぶは「ちっと……出かけてくる」と言い、家を飛び出し走って駅へ向かった。

 駅舎に着くと、のぶは往診から帰ってきた寛と鉢合わせる。駅員によると、嵩はひとつ前の汽車に乗ったという。のぶは、嵩にひどいことを言ってしまったせいだと涙を浮かべ、「また嵩さんを傷つけてしまいました」と後悔を口にする。

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 寛は駅舎内のベンチにのぶと肩を並べて座り、「のぶちゃんと嵩の仲や。今度もんてきた時に仲直りしたらえいやいか」と寄り添う。しかしのぶは、今度会ったらもっとひどいけんかをしてしまうかもしれないと話し、「嵩さんとは、いつの間にか考えや進む道が違うてしもうたみたいながです」と吐露した。

 そんなのぶに、寛は「のぶちゃんは信じる道を正直に走っていけばえい。嵩は自由気ままにのんびり自分の道を進んでいくやろう。そのうち、どっちかが立ち止まることがあるかもしれん。今は平行線に思えても、いつか2人の道が交わる日が来るかもしれん。わしはのぶちゃんにお礼が言いたいがや。生まれたところも別々で、性格も正反対の嵩が、この町で……のぶちゃんに出会うて……ぶつかり合うて……一緒に涙を分けてきたがや。ほんとに……ありがとにゃ、のぶちゃん」と優しく語りかけた。

 SNSでは「人格者すぎて泣ける」「寛伯父さんの言葉は心に染みるなぁ」「優しさと愛しかない」「のぶにも父親のように懐の深さで包みこむ。竹野内豊に朝から癒やされるなぁ」「歩く金言」「これが真のイケメンだよ」といった声が上がっていた。

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