津田健次郎:「あんぱん」出演 「期待に応えるべく」2度目の朝ドラ 「高知新報」キャスト発表、鳴海唯&倉悠貴も

連続テレビ小説「あんぱん」に出演が決まった津田健次郎さん
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連続テレビ小説「あんぱん」に出演が決まった津田健次郎さん

 声優、俳優として活躍する津田健次郎さんが、今田美桜さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「あんぱん」(総合、月~土曜午前8時ほか)に出演することが5月19日、明らかになった。高知新報の編集局主任・東海林明を演じる。津田さんは、語りも務めた2020年度前期の「エール」に続き、2回目の朝ドラ出演。

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 津田さんは「『逆転しない正義とは何か』という大切な問い。戦前、戦中、戦後という激動の時代を生きる二人の絶望と希望の物語。愛と勇気が満ちるこの作品に参加出来ることをとてもうれしく思います」とコメント。

 演じる東海林明は戦後の闇市でのぶ(今田さん)と出会い、のぶに高知新報の採用試験を受けることを薦める。

 津田さんは「重要な役を託してくださったプロデューサー陣の期待に応えるべく、脚本から飛び出してくる豊かな言葉に感動し、丁寧な演出をして下さる監督陣に導かれ、温かいスタッフの皆様の元気に支えられながら、素敵なキャストの皆様と共に『あんぱん』の時間を生きています」と明かす。

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 さらに「撮影はハードなのですが、笑顔あふれる最高の現場で楽しく過ごしています。願わくば、多くの皆様にこの物語が届きますように。先の見えない混迷の今を生きる皆様の心に響きますように」と思いを語った。

 津田さんのほか、「高知新報で出会う主な人々」として、鳴海唯さんと倉悠貴さんの出演も発表された。鳴海さんは、高知新報にのぶと共に戦後初の女性記者として入社し、ふだんはおしとやかだが、酒が入るとじょう舌になる小田琴子、倉さんは、高知新報の編集局記者で、後に地方紙としては異例の総合雑誌「月刊くじら」の立ち上げメンバーの一員になる岩清水信司を演じる。共に「あんぱん」が2作目の朝ドラとなる。

 制作統括の倉崎憲チーフプロデューサーは「戦後、長い戦時体制から解放されて活気にあふれる高知新聞社をモデルにした“高知新報”を舞台に、新たな風を吹き込んでいただくキャストの皆さんに集っていただきました」と話す。

 「戦後において何が世の中に必要なのか、メディアの役割をのぶたちに問いかけ、熱量をもって周りを巻き込んでいく人間味たっぷりの東海林役に津田健次郎さん。連続テレビ小説『エール』でご一緒して以来、津田さんが醸し出す人間の色気にひきこまれ、それは津田さんがいつも目の前にいる人や事象と真摯に向き合って下さるからだと思い、東海林役とリンクする部分がありました」といい、「鳴海唯さんには、ヒロインオーディションのシートに『私はアンパンマンのような人になりたいです』と書かれていて、まだ『あんぱん』の企画発表前だったので、これは運命だ!と驚いたのが最初の出会いでした。最終オーディションでも、『人生を変えたいです』と涙ながらに語ってくれたことがずっと心のなかに残っていて。どこかでご一緒したいと思い、のぶと同期入社の琴子役を託しました」と説明。

 さらに「倉悠貴さんは海外作品含めあらゆる役を演じておられ、倉さんの理論派にも熱血派にもどちらにも見える多面性にもひかれました。『おちょやん』などでご一緒した演出陣からも彼への厚い信頼がありオファーさせていただきました。思ったことはズバズバ言うがかわいげもある後輩として、東海林との掛け合いも見どころである岩清水役です。戦後初めて女性記者として採用されたのぶ、そして嵩にとっても作家活動の原点となる期間ともいえる大事な高知新報パートを、今からぜひ楽しみにしていただけると幸いです」とキャスティングに自信をのぞかせていた。

 「あんぱん」は、「アンパンマン」を生み出したマンガ家、絵本作家のやなせたかしさん(1919年~2013年)と、暢さん(1918年~1993年)夫婦がモデル。何者でもなかった二人があらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現した「アンパンマン」にたどりつくまでを描く、生きる喜びが全身から湧いてくるような「愛と勇気の物語」となる。

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