あんぱん:蘭子の脳裏をよぎった豪ちゃんとの思い出 美しくも悲しい回想シーンに「鳥肌立った」「朝ドラ史に残る名シーン」の声

連続テレビ小節「あんぱん」第38回の一場面(C)NHK
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連続テレビ小節「あんぱん」第38回の一場面(C)NHK

 今田美桜さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「あんぱん」(総合、月~土曜午前8時ほか)の第38回が5月21日に放送された。同回では、蘭子(河合優実さん)と戦死した豪(細田佳央太さん)の回想シーンが描かれ、視聴者の間で話題になった。

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 第38回では、豪の戦死の報せに、悲嘆する朝田家。皆が口々に「豪は立派だ」と言う中、押し黙る蘭子。深夜、線香を絶やさず起きていた蘭子は、豪の法被に手を合わせ「豪ちゃん? おなかすいたねえ」と静かに語りかけた。

 翌日、焼香に来たのぶの生徒が、いつかお国のために立派にご奉公したいと言うと、蘭子はいたたまれず出て行ってしまう。そして、豪が作業していた石置き場に向かった蘭子の脳裏に、豪との思い出がよみがえってくる。

 セミとヒグラシの鳴き声が響く中、汗で髪を濡らしながら石を削る豪。その姿を遠くから蘭子が見つめていた。豪に声をかけられると、蘭子はうれしそうに駆け寄り、「ご、豪ちゃん、忘れもん。おじいちゃんが持っていけって」と工具を手渡した。

 蘭子が小走りに戻ろうとすると、下駄の鼻緒が切れた。気づいた豪は蘭子を呼び止め、蘭子の手を自分の肩に置き、「すみません」と言いながら下駄を脱がせて、その足を自分のひざの上に乗せた。豪は持っていた手ぬぐいをちぎり、それを鼻緒の代わりにして手際よく修理。豪は蘭子に下駄をはかせて「お気をつけて」と声をかけた。蘭子ははにかみながらも、うれしそうにほほ笑んでいた。

 この回想シーンに、SNSでは「涙止まらん」「めちゃくちゃ胸が締め付けられる」「鳥肌立った」「朝ドラ史に残る名シーン」「蘭子の回想が昔の邦画のように美しい」「こんなエピソードを隠してたなんてズルいよ」といった声が上がっていた。

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