あんぱん:豪を亡くした悲しみ癒えずも いまの蘭子が言える精いっぱいの優しさ のぶにかけた言葉が話題に

連続テレビ小説「あんぱん」第39回の一場面 (C)NHK
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連続テレビ小説「あんぱん」第39回の一場面 (C)NHK

 今田美桜さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「あんぱん」(総合、月~土曜午前8時ほか)の第39回が、5月22日に放送され、蘭子(河合優実さん)が姉ののぶ(今田さん)にかけた言葉が視聴者の間で話題となった。

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 「あんぱん」は、「アンパンマン」を生み出したマンガ家、絵本作家のやなせたかしさん(1919年~2013年)と暢さん(1918年~1993年)夫婦がモデル。何者でもなかった二人があらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現した「アンパンマン」にたどりつくまでを描く、生きる喜びが全身から湧いてくるような「愛と勇気の物語」となる。

 第39回では、休暇明け、のぶは教育勅語を暗唱する生徒らの姿に初めてつらくなる。

 同じころ、嵩(北村匠海さん)のもとに千尋(中沢元紀さん)から手紙が届く。豪(細田佳央太さん)が戦死したこと、そして、のぶに縁談が来ていることが書かれた手紙を読んだ嵩は……。そんな中、朝田家に次郎(中島歩さん)が訪ねてくる。持参したのぶの写真に、感嘆の声をあげる釜次(吉田鋼太郎さん)たち。本当はお願いがあって来たと言う次郎の言葉に、のぶの答えは……と展開した。

 豪を亡くした悲しみはまだ癒えていないはずの蘭子だったが、のぶに次のような言葉をかける。「うちに気兼ねらあせんで、結婚すればえいやん。お姉ちゃんは子供らあの手本にならないかんがやろ? うちのせいで行き遅れたら迷惑や」──。

 言い方こそぶっきらぼうで、内容も額面通りに受け取れば皮肉めいてはいたものの、のぶはその言葉を、いまの蘭子が言える精いっぱいの優しさと捉えて、笑顔に。SNSでも「蘭子『うちのせいで行き遅れたら迷惑や』今できる蘭子の精いっぱいの思いやりかな」「ちょこっと皮肉らしき言葉もあったけど、現時点でののぶちゃんへの精いっぱいの優しさ「のぶにかけた言葉は、蘭子なりの精いっぱいの後押し。何より、のぶの気持ちがちゃんと伝わってたんだな、と」「蘭子なりの精いっぱいの優しさ。しみる……」といった感想が寄せられた。

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