前橋汀子:81歳のバイオリニスト「90歳まで弾きたい」 右肩故障の原因は「使いすぎ」 手術後7カ月で復帰 「徹子の部屋」で

6月6日放送の「徹子の部屋」に出演した前橋汀子さん=テレビ朝日提供
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6月6日放送の「徹子の部屋」に出演した前橋汀子さん=テレビ朝日提供

 81歳のバイオリニストの前橋汀子さんが、6月6日放送の黒柳徹子さんの長寿トーク番組「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に出演。昨年、右肩を手術したことなどを語った。

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 4歳からバイオリンをずっと弾いてきた。右肩は「ニュアンス、音を作って表情を出すところ」だが、昨年痛くてなかなかなか治らなかった。「痛いの。注射で(痛みを)抑えてコンサートや録音をしていたんですが、もうどうにもならなくなって、(バイオリニストとして)こんな終わり方をしてしまうのかなと思った」という。

 医師の診断は右肩の腱板断裂だった。右肩は「バイオリンを弾くのに一番必要で大事なところなんです」と訴えると、医師は「前橋さん、何歳まで弾きたいんですか」と聞かれた。「90歳まで弾きたいです」と答えたという。「放っておいて治るものではないので、手術をするほかない」ということで手術を受けた。「すごく心配だったんですが、おかげさまでもう大丈夫です」とほっと胸をなで下ろす。

 痛みがあったため、手術後、数カ月は手を吊っていた。最初のうちはバイオリンを練習できないことをちょっと楽だと思ったが、治るのか、復帰できるのかと次第に不安が募った。医師に「私、リハビリ頑張るから、何とか少しでも早く」と訴えたところ、「焦っちゃだめです」とたしなめられた。「音楽とは離れたくなかったから、何ができるかなと考え、往年の名バイオリニストや、バイオリンだけではなく(他の楽器の奏者も含めて)、レコードなどをいっぱい聴きました」と話す。

 腱板断裂の原因は「使いすぎ」だったという。また断裂してしまうことがあるので気をつけてといわれ、リハビリ中は包丁なども含めて重いものは持たなかった。「本当によかったです、復帰できて。7カ月で復帰しました。(今年2月から)コンサートを始めています」と笑顔を見せた。

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