ドラマ1週間:“アンパンマン”戸田恵子、朝ドラ「あんぱん」出演へ 高知出身の“ハチキン”代議士役

連続テレビ小説「あんぱん」に出演が決まった戸田恵子さん=NHK提供
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連続テレビ小説「あんぱん」に出演が決まった戸田恵子さん=NHK提供

 1週間の主なドラマのニュースをまとめて紹介する「ドラマ1週間」。今回(6月14〜20日)は、人気アニメ「それいけ!アンパンマン」(日本テレビ系)でアンパンマンの声優を務める戸田恵子さんが、今田美桜さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「あんぱん」(総合、月~土曜午前8時ほか)に出演することが話題になった。前後編で取り上げる。

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 6月18日、田中圭さんが、自身が主演を務める「ドラマW 三谷幸喜『おい、太宰』」完成報告会に登場した。三谷さんのオリジナル脚本で自ら監督を務める“完全ワンシーンワンカットドラマ”シリーズの12年ぶり新作で、田中さんは「もともと三谷さんのワンカットシリーズが好きで携わることができてすごくうれしいです」と語った。ドラマは90分間ワンカットで撮影されるが、田中さんは常に現場を歩きまわっており、「汗が止まらなかった」と回想。三谷さんは「最後悲壮感ただよってた。見たことない顔になっていた」とツッコミを入れていた。ドラマは、6月29日午後10時からWOWOWプライム・WOWOWオンデマンドで放送・配信される。

 19日、阿部サダヲさんが主演する7月スタートの連続ドラマ「しあわせな結婚」(テレビ朝日系、木曜午後9時)の追加キャストが発表され、玉置玲央さん、金田哲さん、馬場徹さん、辻凪子さん、堀内敬子さん、小松和重さんの出演が分かった。今作は、昨年のNHK大河ドラマ「光る君へ」を手がけた脚本家、大石静さんのオリジナル。玉置さんと金田さんは共に「光る君へ」に出演しており、今年も再び大石作品に登場することになった。ドラマは、独身主義の弁護士・原田幸太郎(阿部さん)が、ミステリアスな高校美術教師の鈴木ネルラ(松たか子さん)に惹(ひ)かれて結婚する。しかし、ネルラはとてつもなく大きな秘密を抱えていて……と展開する。

 19日、今田美桜さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「あんぱん」(総合、月~土曜午前8時ほか)の第59回が放送され、オープニングのタイトルバック映像と主題歌「賜物」が流れない“異例”の演出に、視聴者の注目が集まった。同回では、銃撃された岩男(濱尾ノリタカさん)が、嵩(北村匠海さん)にリン(渋谷そらじ君)はよくやったと言って息絶えて……と展開した。岩男の壮絶な最期、リンの仇討ちの背景、亡き父との対話など、山場だらけの15分間に、SNSでは「オープニングなしの特殊回。見応えありまくりでした」「もはや15分の映画」「朝ドラ史に残る神回だった」「作り手の熱量がすごい。オープニングなしも効いていた。役者さんの演技も素晴らしかった」といった声が上がっていた。

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 20日、ファーストサマーウイカさんが、松本潤さん主演の7月期のTBS系日曜劇場「19番目のカルテ」(日曜午後9時)に出演することが分かった。心臓血管外科医・茶屋坂心(ちゃやさか・こころ)を演じる。茶屋坂は、松本さん演じる主人公の総合診療医、徳重晃と同じく魚虎総合病院に勤務する抜きんでた腕を持つスター医師。病院内でも一、二を争うクセ強な性格で、興味を持った人間にはぐいぐい絡むため、相手を困惑させてしまうこともあるキャラクター。ドラマは、富士屋カツヒトさんが連載中のマンガ「19番目のカルテ 徳重晃の問診」(ゼノンコミックス/コアミックス)が原作。

 20日、「RADWIMPS」の野田洋次郎さんが、吉岡秀隆さん主演のWOWOWのドラマ「連続ドラマW 夜の道標-ある容疑者を巡る記録-」に出演することが明らかになった。野田さんは、殺人事件の容疑者で逃亡犯の阿久津弦を演じる。阿久津は、軽度の精神障害を抱え、もがき続けた学生時代を支えてくれた恩師を殺害した容疑者。信頼しているはずの恩師をなぜ殺したのか。数多くの証拠を残しながらも、2年間その足取りがつかめない謎多き逃亡犯だ。「連続ドラマW 夜の道標-ある容疑者を巡る記録-」(全5話)は、9月14日から毎週日曜午後10時、WOWOWプライム・WOWOWオンデマンドで放送・配信される。

 20日、戸田さんが、朝ドラ「あんぱん」に出演することが明らかになった。高知出身の代議士・薪鉄子を演じる。戸田さんが朝ドラに出演するのは、2019年度前期の「なつぞら」以来、6年ぶり。戸田さん演じる鉄子は、ヒロイン・のぶ(今田美桜さん)が高知新報時代に出会う高知出身の代議士。のぶ以上のスピード感で進んでいくハチキン(土佐ことばで、快活な女性)であり、後にのぶの人生に大きな影響を与えていくことになる。

 20日、桜井ユキさん主演で、4~5月に放送されたNHK「ドラマ10『しあわせは食べて寝て待て』」が、放送文化の向上に貢献した番組や個人・団体を表彰する「ギャラクシー賞」(放送批評懇談会)テレビ部門の5月度月間賞を受賞したことが明らかになった。放送批評懇談会は「膠原病で仕事を辞めざるを得なくなった主人公のさとこ(桜井ユキ)が、週4日のパート勤めに見合う暮らしをするため団地に引っ越し、そこに暮らす人たちの温かさと薬膳に出会って、新たな道を見つけていくドラマ。食べることが命をつなぎ、その結果これまで見えて来なかったものが現れるような瞬間を丁寧に描いて、じんわりと温かい」と作品を評している。

 20日、故・藤子不二雄Aさんの名作マンガ「笑ゥせぇるすまん」がテレビ東京でドラマ化され、動画配信サービス「Prime Video」で7月18日から独占配信されることが発表された。「笑ゥせぇるすまん」は、黒いスーツで全身を包んだ謎のセールスマンの喪黒が、悩める現代人の“ココロのスキマ”を埋めていくオムニバス形式の物語。これまでもドラマ化や、テレビアニメ化、舞台化もされている。脚本は、宮藤官九郎さん、マギーさん、細川徹さん、お笑いコンビ「かもめんたる」の岩崎う大さんの4人が担当。ダークな世界観はそのままに現代にアップデートした話や、完全オリジナルの話など全12話が、7月18日から3週に渡って配信される。

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