あんぱん:「先生は間違うていました」 教師を辞めたのぶの“自責の念”に視聴者心痛「時代の被害者」「戦争がなければ背負わなかった苦しみ」

連続テレビ小説「あんぱん」第61回の一場面(C)NHK
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連続テレビ小説「あんぱん」第61回の一場面(C)NHK

 今田美桜さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「あんぱん」(総合、月~土曜午前8時ほか)の第61回が6月23日に放送された。同回では、自責の念に駆られ教師を辞めたのぶ(今田さん)に、視聴者の注目が集まった。

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 第61回では、終戦から5カ月が経ち、国民学校ではGHQの指導のもと軍国主義教育からの転換が図られる。のぶは教壇に立ち、児童たちに「みんなも知っちゅうとおり、日本は戦争に負けました。先生はみんなあに間違うたことを教えてきました。先生は……間違うていました。ごめんなさい」と頭を下げる。のぶは「先生は……」と言葉を振り絞るが、子供たちの澄んだ目を見て何も言えなくなってしまった。

 のぶは病気が一向に回復しない次郎(中島歩さん)の見舞いに、海軍病院に通っていた。次郎の好物の芋の煮っ転がしを持って病院に向かうのぶ。努めて明るく振る舞うのぶだったが、「うち……教師を辞めたがです」と打ち明ける。

 のぶは「子供らあに間違うたことを教えてきました。日本は必ず勝ちますと。男の子には立派な兵隊さんになって、お国のために頑張りなさいと」「うちはもう教壇に立つ資格はないと思うたがです」と吐露した。

 「うちは……子供らあまで巻き添えにしてしまいました」と自分を責めるのぶに、次郎は「やっと終わったがやき、これからの話をせんかえ」と寄り添った。

 SNSでは、「のぶちゃんのせいではないのに」「正義感の強いのぶだから、これからずっと後悔しながら生きていく事になるだろう」「のぶもあの時代の被害者やし、必要以上に自分を責めてほしく無いなぁ……」「戦争がなければ背負わなかった苦しみ」「まっすぐで本当にいい子やな……」といった声が上がっていた。

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