水曜日のダウンタウン
名探偵津田"長袖"SP
12月3日(水)放送分
南半球の強豪国が北半球の国々を迎えて対戦する「ラグビー テストマッチ2025 インターナショナルシリーズ」が7月5日からスタートする。WOWOWは注目の9試合をライブ配信し、うち5試合は放送にも対応する。元日本代表で2007年ワールドカップ(W杯)に出場した大西将太郎さんが本シリーズの見どころを語った。
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世界ランキング2位(6月23日時点)の「オールブラックス」の愛称で知られるニュージーランドは、同4位でシックス・ネーションズ2025王者のフランスをホームに迎えて3試合を行う。また、同5位のアルゼンチンは同6位イングランドを、同1位の南アフリカは同10位イタリアを迎えてそれぞれ2連戦を行う。第3週には南アフリカvsジョージア(同11位)、アルゼンチンvsウルグアイ(同17位)も組まれている。
23年W杯からちょうど2年で、次のW杯(27年オーストラリア大会)との中間地点に当たる今年は、それぞれの国に準備、プロセス、思惑がある期間だと思いますし、昨年以上に次のW杯を意識したセレクションになると考えています。
ニュージーランドはホームにフランスを迎えるということで、勝ち越しは最低限しなければならない、というプレッシャーはあるでしょう。
次のW杯選手を目指す選手が選ばれ、他国へ移籍しようとしている選手は選ばれていない、と感じるセレクションですね。W杯間の節目の年だからでもありますが、そういう中でCTB(センター)ティモジ・タヴァタヴァナワイ、LO(ロック)ファビアン・ホランドなど新しい選手たちが選ばれました。彼らが出場できるか気になるところです。
ただ、僕は何と言ってもFL/No.8(フランカー/ナンバーエイト)アーディ・サベアに注目しています。スーパーラグビー パシフィック2025のプレーヤー・オブ・ザ・イヤーであり、モアナ・パシフィカでの活躍は目を見張るものがありました(※来季はコベルコ神戸スティーラーズに復帰)。当然オールブラックスでも中心的存在になると思いますが、どのポジションで使うかも気になるところです。FLなのか、No.8なのか……。
絶対的な9番(SH=スクラムハーフ)と10番(SO=スタンドオフ)の代わりに誰が入るのかが注目ポイントですが、そのイングランドXV(代表に準ずる選抜チーム)戦でプレーヤー・オブ・ザ・マッチに輝いたSHノラン・ルガレックはパフォーマンスがよく、スタメンを勝ち取るのではないかと予想しています。
TOP14(フランスリーグ)で先に負けたチームから選ばれているという事情もあると思いますが、ベテランと若手を組み合わせて選んでいるという印象はありますね。
1勝1敗で3戦目を迎えることになれば、ご覧になっているファンのみなさんもより楽しみが増えるのではないでしょうか。また、W杯では南半球の国の強さが目立っていますから、“最近の北半球の実力はいかほどか”という目線でこの3連戦を見るのもおもしろいと思います。
オールブラックスの2勝1敗、ですかね。フランスはTOP14の上位チームからのセレクションが難しい状況なので、オールブラックスが勝ち越すと予想しています。
アルゼンチンはイングランドに対しても同じようなメンバーで臨むでしょう。イングランドは主力選手がブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズに選ばれフランスXVに敗れましたが、それでもメンバーは揃っています。ただ、アルゼンチンで試合をすること自体どの国にとってもタフだと思うので、イングランドはいい経験にはなると思いますし、当然簡単に勝てる試合にはならないでしょうね。
信頼感が増してきたSOトマス・アルボルノスはスコッドから外れてしまいましたが、その分、FB(フルバック)でもSOでもプレーしてきたサンティアゴ・カレーラスには注目しています。前回のW杯では彼がSOだったので、今回はどのポジションで使うかが気になります。もちろん大前提として、FL/No.8パブロ(・マテーラ)をはじめフィジカルで他国に負けないFWが揃っている、という点は大きな強みですね。
次の試合で起用されるかどうか不透明ですが、WTB(ウイング)イマニュエル・フェイ=ワボソは注目です。また、同じWTBのトム・ローバックも僕は個人的に好きな選手なので期待しています。もちろんSOジョージ・フォードなどのベテラン勢がどこまでチームを引っ張れるかが大事になりそうです。
大人数のスコッドから絞りつつ、選手層を厚くしている印象です。もちろんベテランも多いですが若手も徐々に伸びてきていますので、イタリアは若手も多用すると予想しています。トニー・ブラウンコーチがおもしろい戦術やサインプレーを落とし込んでいるところだと思いますし、いろいろなことを試すのかなと想像しています。
個人的には若手SOサーシャ・フェインバーグ=ムゴメズルはすごく楽しみな選手です。彼は昨年以上にやってくれそうな感じがしています。WTB/FBアフェレレ・ファッシも注目ですが、8月開幕のザ・ラグビーチャンピオンシップの準備という側面もありますので、若手だけでなくベテラン勢も使いながら、いろいろな戦力をミックスして臨むのではないかと予想しています。
絶対的な存在のHOマルコム・マークス(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)をはじめ、WTBチェスリン・コルビ(東京サントリーサンゴリアス)やCTBジェシー・クリエル(横浜キヤノンイーグルス)など日本にいた選手がどの程度プレーできるのか把握できる機会にもなりそうです。
イタリアもある程度はFWのフィジカルは強くなっています。とはいえ、どこよりも強いフィジカルが自慢の南アフリカが相手なので、まずはその部分でどこまで対等に勝負できるかがポイントです。CTBトンマーゾ・メロンチェッロなど若手も成長していますが、今後は層の厚さも大事になってきますので、今後はアルゼンチンなど他国出身でイタリア代表になれる可能性のある選手を投入することも考えられます。ただ、今回どんな結果になったとしても、イタリアにとってはすごくいい経験になるでしょうね。
ジョージアは最後まであきらめないタフさがあり、ランキングを見ても(11位)強豪国に最も肉薄しているチームです。徐々に強さを増してきていますし、今一番伸び代があるチームと言えるでしょう。そういう伸び盛りの国が世界ランキング1位の南アフリカと対戦できることには大きな意味があります。間違いなくフィジカルバトルになりますし、ジョージアはもちろんイタリアも大きく経験値が積み上がるはずです。
情熱的な国同士ですが、ウルグアイとしてはアルゼンチンの強さに刺激を受けながらもっと南米のラグビーを盛り上げたい、という思いがあるでしょう。最後まであきらめない気持ちの強さを持った国でもありますから。選手層の厚さに関してはまだまだ難しい部分あると思いますが、こうした試合を重ねることによっていい経験を積むことができます。そういう意味では、どの国にとっても非常に重要な期間になってきますね。
やはりニュージーランドvsフランスの3連戦の行方ですね。そして、8月開幕のザ・ラグビーチャンピオンシップを見据えた各チームの戦い方にも注目しています。
※……「ラグビー テストマッチ2025 インターナショナルシリーズ」の生放送とライブ配信のスケジュールは以下の通り。
<第1週>「ニュージーランド vs フランス」=7月5日午後3時50分(WOWOWライブ、WOWOWオンデマンド)▽「南アフリカ vs イタリア」=同日午後11時55分(WOWOWオンデマンド)▽「アルゼンチンvs イングランド」=6日午前4時25分(WOWOWプライム、WOWOWオンデマンド)
<第2週>「ニュージーランド vs フランス」=12日午後3時50分(WOWOWライブ、WOWOWオンデマンド)▽「南アフリカ vs イタリア」=同日午後11時55分(WOWOWプライム、WOWOWオンデマンド)▽「アルゼンチン vs イングランド」=13日午前4時25分(WOWOWオンデマンド)
<第3週>「ニュージーランド vs フランス」=19日午後3時50分(※先行ライブ配信・WOWOWオンデマンド)、午後9時(WOWOWライブ、WOWOWオンデマンド)▽「南アフリカ vs ジョージア」=同日午後11時55分(WOWOWオンデマンド)▽「アルゼンチン vs ウルグアイ」=20日午前4時25分(WOWOWオンデマンド)
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2025年12月06日 19:00時点
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