大西将太郎さん:元日本代表が語るラグビーブーム 「“二段階観戦”がオススメ」

「J:COM×J SPORTS×WOWOW presents ラグビースペシャルトークショー」の模様
1 / 1
「J:COM×J SPORTS×WOWOW presents ラグビースペシャルトークショー」の模様

 ラグビー元日本代表の大西将太郎さんが2月8日、札幌市で開催中の第71回さっぽろ雪まつりで行われた「J:COM×J SPORTS×WOWOW presents ラグビースペシャルトークショー」に登場。昨今のラグビーブームや先日開幕した「ラグビー欧州6カ国対抗戦 シックス・ネーションズ」「ジャパンラグビー トップリーグ2020」などについて語った。

あなたにオススメ

 イベントにはドラマ「ノーサイド・ゲーム」(TBS系)にも出演したラグビー芸人のしんやさん、スポーツ実況アナウンサーの矢野武さんも参加。大きな盛り上がりを見せた昨年のワールドカップ(W杯)日本大会とラグビーブームについて大西さんは「W杯がゴールではなく、これからが大事。今はWOWOW、J SPORTS、J:COMが垣根を超えて“ONE TEAM”になり、ラグビー文化を広げてくれている。そして、観客の皆さんのご協力があってこそラグビーは広がっていくと思う」とコメント。「僕のことを嫌いになってもいいけど、ラグビーのことは嫌いにならないでください」と会場の笑いを誘った。

 また急増した“にわかファン”も話題となったが、大西さんは初心者向けのアドバイスとして「競技場で見て不思議に思ったシーンを覚えておき、家に帰ってからテレビでもう一度見る“二段階観戦”がオススメですね」とコメント。しんやさんは「まずは、3つのルールを覚えておくと良いと思います。ノックオン(ボールを前に落としてしまう反則)、スローフォワード(ボールを前に投げる反則)、ノットリリースザボール(タックルを受けて倒されたプレーヤーがボールを離さない反則)を覚えておくだけでも、試合の見方が分かってくるはず」と解説した。

 1月12日から始まった「ジャパンラグビー トップリーグ2020」について、大西さんは、注目選手として挙げたのが竹山晃暉選手を挙げ、「もちろん日本代表選手は注目ですが、次のW杯に向けてニュースターが誕生してほしいですね」と期待。しんやさんは、同じく竹山選手と松島幸太朗選手(サントリーサンゴリアス)をピックアップ。「彼らがボールを持ったら、圧倒的に試合が盛り上がります!」と熱く語った。

 さらに、2月1日に開幕したヨーロッパのラグビー強豪6カ国が参加して行なわれる大会「シックス・ネーションズ」に話がおよぶと、大西は「W杯で日本はアイルランドに勝ちましたが、実は今まで勝ったことがなかった相手でした。アイルランドはそれぐらい強く、伝統あるチーム。これからは、こういった強豪にもコンスタントに勝たなければなりません。ぜひ、『シックス・ネーションズ』を見て、次のW杯に向けて世界のチームの情報収集をしてほしいです」と解説。

 今回の大会における優勝チーム予想について質問されると、大西は「フランスは昨年のW杯で若い選手を多く使っています。前回のW杯で優勝するよりも、2023年の自国開催大会で優勝したいという思いから経験を積ませたのだと思います。それがあって一皮向けた今、さらに強さを増していると感じます」と分析。シックス・ネーションズの第1節でフランスがW杯準優勝のイングランドを破る絶好のスタートを切ったことにも現れていると話した。しんやさんは、「攻撃的なラグビーで、W杯準優勝という結果を残しているイングランド」と予想していた。

 イベントの最後には、ゲストそれぞれからラグビーに対する思いをコメント。大西さんは「これからがラグビーの勝負だと思います。スポーツは、より良い社会をつくる意味でも必要なもの。ラグビーもその中の一つとして応援してほしいですね」と語りかけた。しんやさんも「ラグビーは今、WOWOW、J SPORTS、J:COMで見ることができます。視聴機会も増えて、ラグビーを楽しむ環境が整ってきました。皆さんも、ぜひラグビーを見てください!」と呼びかけていた。

 ※「ラグビー欧州6カ国対抗戦 シックス・ネーションズ」は、WOWOWで全15試合を生中継。「ジャパンラグビー トップリーグ』はJ SPORTS1~4で注目試合が放送される。

テレビ 最新記事

MAiDiGiTV 動画