吉岡里帆:実写ドラマ「ひらやすみ」出演 不動産会社勤務のよもぎ役 岡山天音が主人公ヒロト、森七菜がいとこのなつみ役

実写ドラマ「ひらやすみ」に出演する吉岡里帆さん (C)NHK
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実写ドラマ「ひらやすみ」に出演する吉岡里帆さん (C)NHK

 俳優の吉岡里帆さんが、真造圭伍さんのマンガ「ひらやすみ」の映像化プロジェクトの一環となるNHK総合の「夜ドラ」(月~木曜午後10時45分)枠で今秋に放送される実写ドラマに出演することが分かった。主人公ヒロトが偶然出会う不動産会社勤務の女性、よもぎを演じる。

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 併せて、ヒロトのいとこで、美大入学のために上京してきた、なつみを森七菜さんが演じることも発表された。主人公のヒロトは岡山天音さんが演じることが既に発表されている。

 「ひらやすみ」は、「週刊ビッグコミックスピリッツ」で2021年から連載中。一戸建ての平屋を舞台とした日常マンガで、「マンガ大賞2022」で第3位に選ばれ、2023年に「第27回手塚治虫文化賞」マンガ大賞にノミネートされたことも話題になった。コミックスの累計発行部数は8巻までで110万部を突破している。7月には9巻が発売された。

 29歳のフリーターのヒロトが、近所のおばあちゃんから譲り受けた一戸建ての平屋で、山形から上京してきた18歳のいとこのなつみと2人暮らしを始めることに。彼らの周りには生きづらい悩みを抱えた人々が集まってくる……というストーリー。

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 キャスト、スタッフのコメントは以下の通り。

 ◇吉岡里帆さん(立花よもぎ役)のコメント

 「ひらやすみ」でよもぎ役を演じさせていただくこととなりました。“平屋"と“お休み"がかかっているタイトルが既に最高ですよね。「ひらやすみ」は、ヒロトとなっちゃんの織りなす“人生急ぎ過ぎないスタイル"が、ちょっと自分も休んでも良いかもと癒やしと大事な気付きをくれる作品です。

 私は真造圭伍先生の「台風の日」という作品が大好きで、上京する際に大事に持って来た思い出があります。なので今作に参加できて大変うれしく思っています。

 日々に追われ、頑張り過ぎてしまう方たちにぜひ見ていただけたら。

 ◇森七菜さん(小林なつみ役)のコメント

 平屋で送るなんでもない普通の毎日。だからこそ笑ったり泣いたり、些細な機微が輝いて、特別な日々になっていく。そんな様が本当にあたたかくて、大好きな作品です。

 なつみも大好きなキャラクターゆえに体現するのは少しプレッシャーがありますが、マンガの一コマ一コマ、その間もぴったり埋めていくように世界を広げて原作のファンの方にもまた新しくひらやすみを楽しんでいただけるように努めたいと思います。

 平日夜の15分間、よかったら私たちのひらやに遊びに来てください。

 ◇岡山天音さん(ヒロト役)のコメント

 柔らかですてきなスタッフ・キャストの皆さまのもと、「ひらやすみ」が現実の世界に立ち昇ってゆくことにワクワクさせられている日々です。

 生田ヒロトとして、その素敵な場所でどう在れるか、模索に邁進しております。
「ひらやすみ」を読んでから、自分の人生が以前より、少しだけ良くなったような気がします。
僕が原作を読んで得た感慨が、夜ドラ「ひらやすみ」からも、皆さまのもとへと届いてくれたら幸せ
です。

 ◇坂部康二さん(制作統括)のコメント

 マンガ「ひらやすみ」を読んだとき、ドラマ化するならこのひとに演じてもらいたい!と思った方々が出演してくれています。みなさん原作の「ひらやすみ」にリスペクトをもっていて、そんな原作と原作者の真造圭伍さんが結んでくれた縁をもとに、スタッフもキャストも、よいドラマをつくろうと制作を続けています。

 岡山天音さんも、森七菜さんも、吉岡里帆さんも、マンガから飛び出したような、それでいて「現実」の世界をちゃんと生きているという、絶妙な難しいお芝居で。それが、どこかにありそうで、でもなさそうで、やっぱりあるかも……という「ひらやすみ」の世界にぴったりだと思っています。

 「実写」ならではの「ひらやすみ」をお届けできたらと願っていますので、秋まで、いましばらくお待ちください。

 ◇松本佳奈さん(チーフ演出)コメント

 真造さんの描く人間味たっぷりのキャラクター達と、光や風を感じる景色。この愛すべき「ひらやすみ」の世界を映像にすることに、ワクワクしつつも、ちょっと緊張していましたが、岡山天音さんはじめ、俳優スタッフ皆と一緒に、小さな平屋でぎゅうぎゅう汗かいて楽しく撮影していたら、何だかとても面白いものが出来ていっているような……。どうぞ、秋まで楽しみにお待ちください!

 ◇米内山陽子さん(脚本)からのコメント

 子どもの頃に思い描いていたような大人にはなれませんでした。

 だけど人生は続くので、予定からはずれても生きて行くしかありません。

 できれば軽やかに鼻歌交じりで人生を歩みたいけれど、そうもいかずに精根尽き果てて膝から崩れ落ちそうになることも多いです。

 「ひらやすみ」は、そんな時に小さめのペットボトルの水を差しだしてくれるような作品です。

 250ミリリットルの缶ビールでもいい。スナック菓子の5連パックの1個をちぎったのでもいい。

 そんな押しつけがましくない優しさを皆さんと分けあえますように。

 ご期待ください。

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