ディズニー&ピクサーの新作アニメーション映画「星つなぎのエリオ」(公開中)の主要キャラクターであるグロードン、グライゴン、ウゥゥゥゥの遊び心満載の“NGシーン”の映像が8月8日、解禁された。
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ピクサー作品では「トイ・ストーリー」シリーズのウッディとバズらの掛け合いや、「モンスターズ・インク」シリーズのキャラクターたちの“撮影の裏側”をまとめたNG集がエンドロールなどで流れることがある。それらは、まるでアニメのキャラクターが演技中に失敗したかのような演出で、ファンにとって楽しみの一つとなっている。
今回解禁されたNGシーンでは、星々の代表が集う“コミュニバース”のお助けコンピューター、ウゥゥゥゥが、自ら赤く発光し警報音のような声を発しながら自身の形を変化させる場面が登場。ウゥゥゥゥは光や音のパターンを変え、何度もテイクを重ねていくが、後半になるとじれたエリオが耳を塞いだり、手で顔を覆うしぐさを見せる。
続いてカチンコが鳴ると、エイリアンの少年グロードンの父で冷酷なエイリアン戦士のグライゴンが何度もせりふを噛(か)んでしまうシーンも収められている。劇中ではグライゴンはコミュニバースの支配をもくろみむ恐ろしいキャラクターとして描かれるが、NGシーンでは「秘密の部屋にハイラッグ……。ハ、ハイ……ハイグリア……。部屋にハイラグが……。ハイラギ人だって?」と、自身の星や種族の名前である“ハイラーグ”をうまく発音できず、“せりふカミカミ”でNGを連発。最後にはあきれた様子のエリオの後ろで、グライゴンが自身の言い間違いに笑い転げて倒れる様子が映し出される。
三つ目は、グロードンがせき込んでしまうシーン。初対面のエリオにうなり声を上げるグロードンがせき込むと、2人とも思わず笑ってしまい、最後にエリオがカメラ目線を送る仕草が収録されている。劇中では親友になる2人が初めて顔を合わせ、自己紹介して仲を深め、冒険の始まりを予感させる場面だ。
「星つなぎのエリオ」は、一番の理解者の両親を失い、寂しさを抱えていた宇宙が大好きな少年エリオが主人公。エリオはこの広い世界のどこかには、きっと“本当の居場所”があるはず……と思いをはせていた。その切ない願いが届き、星々の代表が集う夢のような“コミュニバース”に招かれる。そこで出会ったのは、同じように孤独なエイリアンの少年グロードンだった。心を通わせる2人の前に“星々の世界”を揺るがす脅威が迫る。救うカギは、孤独な2人が交わした“ある約束”にあった……というストーリー。
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