内田恭子:「働き方改革なんてなかった」とフジアナ時代の20代を振り返る 当時の始球式を息子たちが見て「ださっ」と 「徹子の部屋」で

9月5日放送の「徹子の部屋」に出演した内田恭子さん=テレビ朝日提供
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9月5日放送の「徹子の部屋」に出演した内田恭子さん=テレビ朝日提供

 フリーアナウンサーの内田恭子さんが、9月5日放送の黒柳徹子さんの長寿トーク番組「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に出演。フジテレビに勤めていた20代の仕事ぶりや当時の映像を見た中学生の息子2人の反応、最近始めた仕事などについて語った。

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 内田さんは「当時は働き方改革というものがなかった」と20代の頃を振り返る。サッカーのワールドカップ開催前、ノルウェーに出張し、成田空港に着いて羽田空港へ移動、淡路島に取材に行き、その日のうちに東京に帰り、そのまま夜の番組の放送に出演するなど、多忙な日々を過ごした。その日を暮らすだけで精いっぱい、楽しかったという印象はあるが、細かいことはほとんど覚えていないという。

 体と心はとても元気だったが、社会人としてどうなのかと思うこともあった。窓口が開いている時間に銀行に行ったことがなかった。当時、保険に入るために銀行の窓口に行き、書類などを提出しなければならなかったが、受付の仕方が分からない。人に対して感謝の気持ちを心の中で思っていても、それを伝える前に次の仕事が入ってくる。「いろんなことがないがしろになっていることにちょっと違和感は感じていました」と回顧する。

 14歳と12歳の息子が2人いる。母がスポーツ番組のアナウンサーをしていたことは知っているという。昔の映像を見ることができ、「私の当時の始球式の服装などを見て、『ださっ』と言われます。ちょっとうらやましい気持ちもありつつ、思春期独特の感じで『だっさっ』って」と明かす。

 出演するテレビ番組を息子たちは「全部は見ないにしても、ちらっと見てくれたりとか、『今日見たよ』とか言ってくれます。私が『あのコメントどうだった?』とか『今日のママ、かわいかった?」などと聞くと、そこからはうざがられます」という。

 米マサチューセッツ大でマインドフルネスをオンラインで学び、欧州最古のマインドフルネス機関で1年半勉強して講師の資格を取った。瞑想法を通してストレスを低減させるというもので、マインドフルネス瞑想という方法を世界のアスリートたちも使っているという。内田さんは、ハンドボール女子日本代表の選手たちに教えたほか、メンタルの問題で離職率が上がっている企業での研修やプログラムの提供をしていると語った。

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