齊藤京子:水野美紀とW主演で同一人物役 全身整形の55歳母親役で“復讐ドラマ”初挑戦(コメント全文)

齊藤京子さんと水野美紀さんがW主演を務めるドラマ「娘の命を奪ったヤツを殺すのは罪ですか?」=カンテレ提供
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齊藤京子さんと水野美紀さんがW主演を務めるドラマ「娘の命を奪ったヤツを殺すのは罪ですか?」=カンテレ提供

 俳優の齊藤京子さんと水野美紀さんが、10月7日から「火ドラ★イレブン」枠(カンテレ・フジテレビ系、火曜午後11時)で放送される連続ドラマ「娘の命を奪ったヤツを殺すのは罪ですか?」で、ダブル主演として“同一人物”を演じることが明らかになった。水野さん演じる、娘を失った55歳の母親が全身整形で、齊藤さん演じる新米ママとして復讐を遂行するという物語で、齊藤さんにとっては初の母親役で、いわゆる“復讐ドラマ”も初挑戦となる。

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 原作は、アオイセイさん原作、あしだかおるさんのマンガによる同名人気マンガ(電子コミック)。介護士としてひたむきに働く篠原玲子(水野さん)は、夫との離婚後、シングルマザーとして育てた27歳の娘と4歳の孫の成長を見守り幸せに暮らしていた。ところがある日、玲子の目の前で娘と孫がマンションから飛び降り、孫は意識不明の重体、娘は亡くなってしまう。愛する家族を失い、悲しみに暮れる玲子。そんな玲子のもとに、「娘は、ママ友に殺された」と非通知の電話がかかってくる。

 絶望に襲われ、廃ビルの屋上のへりに立つ玲子の前に謎の整形外科医が現れ、「死ぬくらいなら、生まれ変わったらどうだ」と声をかける。その一言をきっかけに玲子は驚きの復讐計画を思いつく。全身整形を施して、若く美しい母・篠原レイコ(齊藤さん)に生まれ変わり、娘を死に追いやったママ友たちを社会的に抹殺するのだ。ある手段で隣人の子どもを自分の子どもにしたレイコは、素性を隠してママ友グループに潜入。我を忘れ、あらゆる手段を使って一人一人成敗していくが、その先には誰も予想できない“黒幕”が潜んでいて……というストーリー。

 ◇齊藤京子さん・水野美紀さんのコメント

 --オファーを受けたときの感想はいかがでしたか?

 齊藤さん:初めてタイトルを聞いたときは、これまでにない感じがして衝撃的でした。しかも「私と水野さんが同一人物?整形前と整形後?どういうこと!?」って混乱して(笑)。内容を知る前から呆気(あっけ)にとられていましたが、台本を読み進めるとどんどん感情移入して、読めば読むほどおもしろいストーリーでした。見た目は25歳だけど、中身は55歳。初めて演じるジャンルと役柄なので、今はドキドキワクワクしています。役を研究して最後まで頑張ります!

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 水野さん:私も「齊藤さんと私が同じ役?どういうこと?」というのが、最初の感想でした(笑)。全身整形で私から齊藤さんになるなんて、もうありえないじゃないですか。その振り切っている世界観、そして復讐に特化している内容が、すごくおもしろいです。これまで復讐にまつわる作品には出演してきましたが、私もプライベートでは母親なので、今回のように子どもが絡んでくると、すごく心を揺さぶられます。自分の子どもだと思うと、怒りや悲しみの感情がリアルに沸いてきます。

 --今回が初共演のお二人。お互いの印象はいかがですか?

 齊藤さん:ずっとテレビで拝見していた水野さんとW主演をつとめさせていただけることが信じられなくて、夢のようです。水野さんは俳優として活躍されているだけでなく、バラエティー番組でもおもしろいイメージがあります。“二人一役”という難しい役どころですが、水野さんと息を合わせて精一杯頑張ります。これからの撮影がすごく楽しみです!

 水野さん:齊藤さんは、ヒコロヒーさんとのトーク番組のイメージが強烈にあるので、とにかく頭の回転が速くて、賢くて器用で、トークも回せる方という印象です。今回初めてお会いしましたが、齊藤さんは周りの空気を読んで冷静に物事を考える方なのかなという印象を抱きました。

 --撮影で楽しみにしていることはありますか?

 齊藤さん:中身は55歳という役柄なので、老眼鏡をかけて裁縫をしたり、ヒールが痛くて歩けなかったり、“ならでは”のシーンはすごく楽しみです。しゃべり方も工夫する必要があるため、どうやってお芝居をしようかとずっと考えています。

 水野さん:私は、怒りや悲しみの強い感情を爆発させるシーンがあるので、日ごろの鬱憤(うっぷん)を晴らしたいです。感情のデトックスをしようと思います(笑)。齊藤さんのいろいろな表情を見られるのも楽しみですね。50代特有のだるさや、朝起きたときの体の重さは、しっかりと齊藤さんに伝えていきたいです(笑)!

 --視聴者の皆さんにメッセージをお願いします!

 齊藤さん:私にとっては初めての復讐ドラマで、初めての母親役です。皆さんには、これまで見たことのない新しい私を見せられるんじゃないかなと思います。毎話、目まぐるしい展開が待っていますが、水野さんと私が同じ役ということを忘れずに(笑)、ぜひ楽しんでください!

 水野さん:ママ友たちが、同情の余地がないはっきりとした“敵役”なので、視聴者の皆さんは主人公と一緒に悔しい気持ちになれるし、腹が立つし、悪を倒すために応援したくなると思います。すごく分かりやすく、感情をつかまれるドラマです。このジャンルでは珍しい、見たらスカッとする復讐劇になっているので、ぜひお楽しみください!

 ◇まんが・あしだかおるさんのコメント

 ドラマ化!!! 自分の人生にこんな華やかなことが起こるとは、今も信じられない気持ちでいっぱいです。 この作品は、法律や道徳を超えた母親の復讐心と、それがもたらす葛藤をテーマに描きました。「娘の命を奪ったヤツを殺すのは罪ですか?」という重い問いを投げかけながら、主人公・玲子は、復讐を果たす為に驚くべき手段を使って加害者たちを追い詰めていきます。私自身も子を持つ母親として、もし同じ事に直面したら…とラストまで自問し続けました。失った命は戻りません。絶望や怒り、母として助けてやれなかった自責の念…。一生消えることのない痛みや苦しみを抱えながらも、復讐を選んだ玲子の気付き…。漫画では描ききれなかった背景や、キャラクターの細やかな心情が、ドラマならではの構成と表現で描かれることにワクワクしています。そして役者さんたちの演技によって、キャラクターに新しい命が吹き込まれることを心から楽しみにしています。 この素晴らしい機会を下さったドラマ制作に関わる全ての方々に、心より感謝申し上げます。

 ◇原作・アオイセイさんのコメント

 今回、原作を務めた作品をドラマ化していただけることになり、とても光栄です。 この物語は、大切な家族を奪われた母親が、美容整形で若返り、別人としてママ友たちの中に潜り込み、復讐を遂げていく……というものですが、根底には「大切な人を失ったとき、人はどう立ち直っていくのか」「母とは何か?」という問いがあります。 原作では、外見の変化と同時に、主人公の心が少しずつ変わっていく様子を描いてきました。今回のドラマ化で、映像ならではの迫力や緊張感、役者さんたちの熱演が加わり、原作以上の臨場感が生まれると信じています!多くの方に、母・玲子の生き様を見届けていただければ幸いです。放送が今から待ち遠しいです!

 ◇プロデューサー・田中耕司さんのコメント

 55歳の“おばあちゃん”が、30歳若返って、ニセの子どもの手を引いて、ママ友の輪に潜入する……。“ただの復讐ドラマ”では終わるわけがありません。“優しかった母親”の狂気に震える、強烈なエンタメドラマにしたいと思っています。

 齊藤京子さんは、落ち着いた声のトーンがとても印象的で。「心の奥で何かを抱えている」ような役が合いそうだと思っていました。今回は子を失った母親役。しかも中身は55歳。難役なのは間違いないのですが、その分、大暴れしてくれること間違いなしです。

 水野美紀さんは、他の役者がマネできない表現ができる素晴らしい俳優さんだと思います。これまで硬軟さまざまな役で我々を楽しませてくださってきましたが、このドラマでもまた一つ、伝説を作ってくださると信じています。

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