俳優の芦田愛菜さんが、阿部寛さんの主演映画「俺ではない炎上」(山田篤宏監督、9月26日公開)で“謎の大学生”サクラを演じ、新境地を見せている。予告映像が解禁されると、芦田さんの「あんたが、諸悪の根源だからだろうが!」と激しく叫ぶシーンが話題となり、SNS上では「トラウマになるくらい衝撃」との声も上がった。
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原作は、第36回山本周五郎賞候補にもなった浅倉秋成さんの同名小説(双葉文庫)。SNSで根拠の乏しい情報が“真実”となり、大きな事件へと発展する、現代の冤(えん)罪の恐怖を描いた。浅倉さんは「ジャンプSQ.」で連載中のマンガ「ショーハショーテン」の原作・脚本や、第43回吉川英治文学新人賞候補になり映画化もされた「六人の嘘つきな大学生」などで知られる。「護られなかった者たちへ」(2021年)などを手がけた林民夫さんが脚本を担当、米ニューヨーク大学で映画を学び、2020年に「AWAKE」で商業長編映画デビューを果たした山田監督がメガホンをとった。
今作は、大手ハウスメーカーに務める営業マンの山縣泰介(阿部さん)が、ある日突然、彼のものと思われるSNSアカウントから女子大生の遺体画像が拡散され、殺人犯に仕立て上げられ 、“炎上”。匿名の群衆がSNS上でこぞって山縣の個人情報を特定し、日本中から追いかけ回され、無実を証明し真犯人を見つけるため、決死の逃亡劇を繰り広げる。
“炎上”の渦中にいる山縣を執拗に追う、謎の大学生サクラを演じている芦田さん。知的で清純なイメージのある芦田さんだが、子役時代から培われた高い演技力で、今回は誰もが知るイメージを鮮やかに裏切る、ミステリアスな役どころを熱演している。
解禁された場面写真では、“謎の大学生”サクラの、静かだが奥に強い意志を感じるまなざしをとらえている。一見すると、ごく普通の大学生のようだが、サクラの視線は、物語の核心に深く関わっていくことを予感させる。
謎が多いサクラだが、芦田さんは「見終わった後にもう一度思い返してもらうと、そういうことだったんだ、と思ってもらえるようバランスを考えながら演じた」と語った。また、印象的なシーンについて「アクションシーンは地面にごろごろと転がったり吹き飛ばされたりするようなアクションは初めてだったので、すごく印象的」と明かしている。
今作について芦田さんは、「SNSってすごく身近なものですし、もしかしたら明日自分にも皆さんにも起こりうるかもしれないことだなっていうふうに感じていて、オンライン上でも、オフライン上でも双方の人間関係のあり方をすごく考えさせられる作品だなと思っているので、ぜひ見ていただいた皆さんにもそんなふうに考えていただけたらうれしい」と話している。
「真相を知れば驚くこと間違いなし」と芦田さん自身も断言している今作での新境地を“目撃”してほしい。
映画「俺ではない炎上」予告編
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