最高の教師:“鵜久森”芦田愛菜、慟哭の340秒に視聴者衝撃 「気付いたら一緒に泣いてた」(ネタバレあり)

「最高の教師」第1話の場面カット=日本テレビ提供
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「最高の教師」第1話の場面カット=日本テレビ提供

 俳優の松岡茉優さん主演の連続ドラマ「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」(日本テレビ系、土曜午後10時)の第1話がが7月15日放送。芦田愛菜さん演じる演じる鵜久森叶(うぐもり・かなう)の独白が視聴者の胸をうった。

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 ◇以下、ネタバレがあります

 松岡さん演じる、卒業式の日に突き落とされた高校教師・九条里奈が1年前にタイムスリップし、真相を突き止めるため「3年D組」の生徒と本気で向き合っていくという学園サスペンスドラマだ。

 生徒に殺された記憶を持ったまま、1年前の始業式の日にタイムスリップした九条は、「あなたたちのために何でもします」と生徒たちに宣言するが、体よく使われたり、金をだまし取られたりしてしまっていた。そんな中、鵜久森から「寄りそうだけで大人が私たちの世界を変えられると本当に思ってるなら私は心底軽蔑します」と言われてしまう。

 鵜久森が後に不登校になって命を落とすことを知っている九条は鵜久森を呼び出す。このままでは不登校になり、もっと不幸な目に遭うことを告げるが、鵜久森は否定。ところがそれを見ていたクラスメートの西野美月(茅島みずきさん)によって、学級裁判が開かれ、クラス全員の投票によって、教科書にひどい落書きをして授業で使えなくする「1年間の学業縛り3教科の刑」にされてしまう。

 しかし、鵜久森のバッグに盗聴器を仕掛け、教室にも隠しカメラを仕込んでいた九条が駆けつけ、生徒たちに学級裁判の模様を知っていることを告げた上で「あなたはこのクラスの人たちに何をされたんですか?」と鵜久森に問いかける。

 九条に促されて口を開いた鵜久森は、自分の趣味がきっかけでSNSで話題になり、西野たちに話しかけてもらえるようになって少し舞いあがっていたこと、やがて風向きが変わって男子にこびているようにみられるようになってしまい、いじめがエスカレートしていったことを告白。気遣う母を安心させるために、唯一自分でどうにかなる勉強を頑張ろうと決意するも、教科書を取り上げられて紙いっぱいに悪口を書かれたことで教室でも家でも教科書が開けなくなってしまったと明かす。

 「ずっと独りで泣いていました。何の涙か分かりません。くやしいのか、悲しいのか、つらいのか、怖いのかわかりません。みんなは私のこの姿が見たくて、毎日私に嫌な言葉をぶつけていたんでしょうか。ならこの涙は、あなたたちが求めていた涙はどんな涙なのでしょうか。誰か教えてください。教えてください、誰か……」と鵜久森は涙を流しながら声を絞り出すのだった。

 約340秒に及ぶ芦田さんの独白シーンに、SNSでは「泣きながらの長ぜりふ… もうすごいとしか」「このセリフ量はやばい本当にまなちゃんすごい…」「回想に一切入らずにセリフだけで行くのは流石芦田愛菜」と絶賛の声が続出。「上手とかそういうの超えて気付いたら一緒に泣いてた」と引き込まれる視聴者の声もあった。

 ※TVerで第1話を配信中。

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