グエン・ドク:「兄のためにも生きないと」 日本は第2のふるさと、子供の名前も“日本の象徴” 「徹子の部屋」で

12月12日放送の「徹子の部屋」に出演したグエン・ドクさん=テレビ朝日提供
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12月12日放送の「徹子の部屋」に出演したグエン・ドクさん=テレビ朝日提供

 「ベトちゃんドクちゃん」のグエン・ドクさんが、12月12日放送の黒柳徹子さんの長寿トーク番組「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に出演。兄のベトさんへの思いや日本への感謝などを語った。

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 ベトさんとの分離手術から37年。ベトさんは手術後に寝たきりになり、26歳で亡くなった。「兄が私のために犠牲になってくれたという思いがあるので、兄のことを考えると気持ちが抑えられなくなることがあります」

 ベトさんが亡くなったことで考え方や生き方がとても変わり、「自分自身、より成長して、しっかりしなきゃという思いもわいてきましたし、自分自身だけのためでなく、兄のためにも生きなければいけないんだと強く思うようになりました」。「私の体には、肌ですとか、肉の一片ですとか、そういったものが、兄のものが残っている」。兄に線香をあげているが、「隣にいるような、いつもそばにいてくれるという感覚を持っています」。「本当に素晴らしい兄だったんです」

 19年前に結婚、男の子と女の子の双子が生まれた。長男はフジ、長女はサクラと名づけた。「私、日本は第2の故郷と思っておりまして、本当に恩があると思っています。今日の自分があるのも日本のおかげ。その時間はとても長く、広くいろいろな方のご支援を受けました。言葉でお礼の言葉を言い尽くせないというところから、子供の名前に日本の名前をつけて、日本の象徴である富士山、そして桜で、皆さんへの感謝の気持ちを表現したいと思いました」

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