元宝塚歌劇団雪組トップスターの彩風咲奈（あやかぜ・さきな）さんが、12月27日に放送されるWOWOWの番組「宝塚プルミエール」に出演することが分かった。彩風さんが在団中から親交があり、11月に退団したばかりの元月組娘役の彩（いろどり）みちるさんも出演。今回は特別企画として、2人は宝塚歌劇の演出を彩る“からくり装置”の組み立てにチャレンジする。

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　彩風さんは2007年、宝塚歌劇団93期生として首席で入団。2010年雪組「ソルフェリーノの夜明け」の新人公演で初主演を務め、その後も新人公演主演を劇団最多タイとなる5回成し遂げた。雪組トップスターに就任以降も「CITY HUNTER／Fire Fever!」「蒼穹の昴」「BONNIE &CLYDE」などに出演。2024年10月「ベルサイユのばら」東京公演千秋楽をもって、宝塚歌劇団を退団した。

　彩さんは2013年、宝塚歌劇団99期生として入団。雪組に配属され、2015年「星逢一夜」の新人公演で初のヒロインを務めた。2016年「るろうに剣心」では明神弥彦という少年役に挑戦し、2019年「壬生義士伝」では3度目の新人公演ヒロインを経験。その後月組に組替えとなり、今年11月16日に月組「GUYS AND DOLLS」の千秋楽をもって退団した。今回が退団後初のテレビ出演となる。

　彩風さんと彩さんは、2017年の雪組公演「CAPTAIN NEMO」などで共演した間柄。番組では、2人は試行錯誤しながら、からくり装置の組み立てや、宝塚らしい装飾にチャレンジ。からくりの最後には「宝塚プルミエール」の番組名が登場する特別な仕掛けとなっている。このからくり装置が動く映像は、今後の番組オープニングとして使用される予定という。

　「宝塚プルミエール」は12月27日午後3時半からWOWOWライブで放送される。

　また、同日午後4時からは「宝塚への招待」がWOWOWライブで放送される。湖月わたるさんと安蘭けいさんの副音声解説付きで、2003年の星組公演「王家に捧ぐ歌」を届ける。オペラ「アイーダ」を宝塚バージョンとして舞台化し、湖月さんと檀れいさん率いる星組で上演した名作の貴重な副音声解説を新たに収録。WOWOWオンデマンドでは未公開映像を配信する予定。