ばけばけ:あまりの人気に“変装”するトキとフミ 視聴者はどの場面で最もクギヅケになったのか? 第79回の注目度データ

連続テレビ小説「ばけばけ」のロゴ (C)NHK
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連続テレビ小説「ばけばけ」のロゴ (C)NHK

 俳優の高石あかりさん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ばけばけ」(総合、月~土曜午前8時ほか)の第79回(1月22日放送)で、視聴者を最も引き付けた場面はどこだったのだろうか? テレビの前の視聴者が画面にクギヅケになっていた割合を示す「注目度」(REVISIO社調べ、関東地区、速報値)の1分ごとの推移を調べたところ、最高値は午前8時12分の70.8%だった。

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 「ばけばけ」は113作目の朝ドラ。ヒロインの松野トキと、その夫となるレフカダ・ヘブンのモデルは、松江の没落士族の娘、小泉セツと、「怪談」などの著作で知られるラフカディオ・ハーン(小泉八雲)だ。ドラマの中では大胆に再構成し、登場人物名や団体名などは一部改称してフィクションとして描くという。

 ◇最高値は第71回以来の70%超え

 第79回は、「カワ、ノ、ムコウ。」に残った、トキの幼なじみのサワ(円井わんさん)や遊女のなみ(さとうほなみさん)が“主役”の物語の続き。複雑な思いを抱えるサワは、松江の人気者になってしまったトキ(高石さん)を思わず避けてしまう。

 テレビの前の視聴者のうち、画面を注視していた人の割合を示す「注目度」は、この日も序盤が低く、オープニングが終わった中盤以降は比較的安定した横ばいの状態が続いた。中盤以降は、第71回(1月12日放送)以来の70%超を記録するなど、久しぶりにやや高い注目度を示した。

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 ◇市女笠で変装する人気者のフミ

 この日の注目度で“山”となったのは2回。最初の午前8時6分(69.6%)は、松江の街でサワがばったり、フミ(池脇千鶴さん)と出会う場面だ。道の両側で商売をする人たちが並ぶ“市場”の通りをサワが歩いていると、ヘブン(トミー・バストウさん)とトキの夫婦の姿をあしらった絵やうちわなどが売られていて、幼ななじみのトキがあまりの人気者になっていることに戸惑ってしまう。その時、ばったり会ったのが変装したフミ。大きな市女笠(いちめがさ)から、レース生地のような虫垂衣(むしのたれぎぬ)をたらして、顔を隠している。あまりに大げさな変装に視聴者も一瞬、びっくりしたことだろう。

 注目されていることが妙にうれしそうで、浮足立っている様子はいつものフミらしくない。「トキにたまには会いに来てあげて」と声を掛けられ、サワがますます複雑な思いになるのもよくわかる。

 ◇最高値の場面は、話しかけるトキを避けるように出ていくサワ

 次の山は、この日の最高値70.8%を記録した午前8時12分から、午前8時13分(70.4%)、午前8時14分(69.5%)まで。午前8時12分は、手拭いで顔を隠し、買い物に来ていたトキだったが、油断して気付かれてしまう。逃げ帰ろうとした時、サワが「白鳥倶楽部」がある「山橋薬舗」に入っていくのを見て、トキは追いかける。

 白鳥倶楽部で勉強するサワを見つけたトキは、サワと会えたことを喜び、話しかけるが、サワは「それで? 私、今勉強しちょるけん」とつれない。倶楽部で勉強していた他の面々は浮足立ち、次々にトキに自己紹介し、話しかける。この辺までが70%台が続いた午前8時12分と13分台だ。

 フミの“変装”シーンと対比するような、トキの買い物シーンに続き、トキとサワの再会の場面になだれ込む展開。トキのうれしそうな表情と、つれないサワの物悲しそうな表情の対比が見ていて少しつらくなるが、引き付けられる場面だった。

 その様子を見たサワは、お酒を飲もうと誘われたトキに「飲んでいったら」と突き放し、荷物をまとめて出ていく。急ぎ出口まで追いかけていったトキだったが、すでにサワは出て行ったあと。あきらめかけたその時、サワが山橋薬舗に戻ってきたところで第79回は終了した。

 活用したデータは、関東の2000世帯、関西の600世帯で番組やCMの視聴状況を調査しているREVISIO社が公表している独自指標の「注目度」(関東地区、速報値)。人体認識センサーを搭載した専用機器でテレビ画面に視線を向けているかを常に計測し、テレビの前にいる人のうち、番組を注視していた人の割合を算出している。(文・佐々本浩材/MANTAN)

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