永作博美:「時すでにおスシ!?」で50歳の主人公に ドラマPに聞く「火ドラ新境地のヒロイン」誕生の裏側

永作博美さんが主演を務める連続ドラマ「時すでにおスシ!?」の一場面(C)TBS
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永作博美さんが主演を務める連続ドラマ「時すでにおスシ!?」の一場面(C)TBS

 俳優の永作博美さんが主演を務める火曜ドラマ「時すでにおスシ!?」(TBS系、火曜午後10時)が4月7日にスタートする。永作さんは、火曜ドラマのヒロインとしては最年長となる、子育てを卒業して鮨(すし)アカデミーに入学する50歳の主人公を演じる。今作の編成プロデュースを担当する松本友香さん、プロデューサーの益田千愛さんに「火ドラ新境地のヒロイン」誕生の裏側や、永作さんの起用理由を聞いた。

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 ◇永作博美の「チャーミングさ」に惹かれた

 永作さんが演じる待山みなとは、14年前に夫を不慮の事故で亡くして以来、一人息子の渚(中沢元紀さん)のためにまっすぐに生きてきた。現在はスーパーの正社員として、持ち前の明るさで元気に働いている。渚が社会人になり家から巣立ったことで、数十年ぶりに“自分の時間”が訪れるが、いざ自由を手にしてみると何をしたらいいのかわからない。そんなみなとが一歩踏み出した世界は、3カ月で“おスシ”を学ぶ“鮨アカデミー”だった……と展開する。

 「マイダイアリー」「わたしの一番最悪なともだち」などの兵藤るりさんが脚本を務めるオリジナル作。“鮨アカデミー”の講師・大江戸海弥役で松山ケンイチさんも出演する。

 数年前まで火曜ドラマといえば「キュンキュン」というワードが打ち出されるなど、「ラブ(恋愛)」というイメージが強かった。しかし、昨年4月に専業主婦がヒロインのドラマ「対岸の家事~これが、私の生きる道!~」が放送されるなど、ここ一年で「広い意味でのラブ(家族愛など)」が描かれるようになった、と松本さんは振り返る。

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 「(火曜ドラマでは)今まで子育てを卒業したお母さんの女性にフォーカスを当てたドラマってなかったよね、という話になりました。どういう風に第二の人生を選んでいくかというドラマがあったら、きっと共感する人がいるんじゃないか、と思って立ち上げました」

 松本さんによると、火曜ドラマのヒロインに共通しているのは、「可愛げ」「チャーミングさ」「親しみやすさ」。「明るい火曜ドラマの夜の空気に合う方ってどなた方かな? と思ったときに、スパンと頭に浮かんできたのが永作さんだった。チャーミングさのある50代女性って他にいないんじゃないかと私の中で確信があった」と明かした。

 “鮨アカデミー”に入学したみなとは、リタイア後の趣味として習いに来た立石(佐野史郎さん)、大手コンサルから鮨職人へのキャリアチェンジを図る柿木(ファーストサマーウイカさん)、寡黙だが鮨を学ぶ意欲にあふれる青年・森(山時聡真さん)など、世代も境遇もバラバラな面々に出会う。

 「いろいろな年代のキャラが出てくる中で、そこに友達のように混ざれる永作さんの“溶け込み力”がすごい。そこのチャーミングさが一番大事なポイントで、オファーさせていただきました」

 ◇撮影現場での永作博美は「アネゴ」

 台本作りの前には、みなとと状況が近い女性たちの座談会を開いて話を聞くなど、リアルな母親の思いを取材した。「何を目的に生きるのか?」「ほどよい親子の形とは?」「本当の意味での自立とは?」という視点をドラマに落とし込んだ。永作さん自身も2児の母親ということで、「お母さんはこういうところでくよくよしない」「お母さんはもっと時間に追われている」など、母親としてのリアルを教えてくれたという。

 撮影現場での永作さんについて、益田さんは「アネゴという感じで、ついていきたいお姉さんのようなイメージ」と語り、「(全体を)母親っぽい目線でちょっと引いた目で見てくださったり、引っ張ってくださるたくましいところもあったりして、かっこいい方」と太鼓判を押す。

 益田さんは「今から(何かを)始めるのは遅いかな、と思っている方に、届く作品だと思います。若い方には、人生の大先輩もこういう風に悩んでいるんだな、と思ってもらえるようなエールがあると思います。ぜひご覧ください」と呼びかけた。

 松本さんは「50代の女性が主人公の話ですけど、『私の話じゃないな』と思わないでいただければうれしいです。誰もが経験したことのある話でありつつ、まわりの登場人物たちも『私もああいうときあった』と思うキャラクターたちがたくさん出てくると思います」とアピールした。

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