唐沢寿明:ナポレオンとは正反対? 「不可能ばかりでいい」

19日にスタートする連続ドラマ「ナポレオンの村」の特別完成披露試写会に登場した唐沢寿明さん
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19日にスタートする連続ドラマ「ナポレオンの村」の特別完成披露試写会に登場した唐沢寿明さん

 俳優の唐沢寿明さんが10日、東京都内で行われたTBS系の日曜午後9時台のドラマ枠「日曜劇場」で19日にスタートする連続ドラマ「ナポレオンの村」の特別完成披露試写会に登場。類いまれな行動力と奇抜なアイデアを持つ破天荒な公務員を演じ、劇中ではことあるごとにナポレオンの言葉を引用する唐沢さんだが、「自分の辞書にない言葉」を聞かれると「辞書自体持っていませんしね」と皮肉交じりに答え、「不可能ばかりでいい。だから頑張れる。自己評価が高いと傷つくだけ。信念って言ってみても、間違っていたら一生苦しむことになる」と持論を披露してみせた。

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 唐沢さんが「日曜劇場」で主演を務めるのは昨年4月期に放送された「ルーズヴェルト・ゲーム」以来で、今回の「ナポレオンの村」については「本当に久々に日曜劇場らしいドラマだなって。シンプルで家族そろって見れる」と自信をのぞかせ、「いいエピソードもたくさんある。毎回ゲストも来て、そこは絶対に見どころ。田舎っていいな、住みたいなって思ってもらえるはず」と語った。

 「ナポレオンの村」は、石川県羽咋市役所職員の高野誠鮮さんの著書「ローマ法王に米を食べさせた男」(講談社)が原案。東京の西の果てに位置し、高齢化などが原因であとは消滅を待つばかりの“限界集落”星河市神楽村を立て直そうと、地元自治体に赴任してきた公務員・浅井栄治(唐沢さん)が巻き起こす改革と、浅井を取り巻く役所の面々や村人たちとの交流、そして村が生まれ変わっていく姿を描く。

 試写会には神楽村の廃村を陰で進める星河市のイケメン市長役の沢村一樹さんや浅井のお目付け役を命じられる市役所職員役の麻生久美子さんらに加え、石破茂地方創生担当大臣も特別ゲストとして出席。石破大臣はドラマの第1話を「昨日、徹夜しながら見た」といい「最初の回からいろいろな人が登場して、かっこいい人はかっこよく、いやな人はいやにと、うまく演じられていた」とキャスト陣をほめていた。

 ドラマは19日から毎週日曜午後9時に放送。初回は25分拡大版。

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