タレントの黒柳徹子さんが22日、東京都内で行われた、トーク番組「徹子の部屋」(テレビ朝日系、毎週月~金曜正午放送)の放送開始40周年記念特番「徹子の部屋 祝40周年最強夢トークスペシャル」の収録後に会見。2月2日に40周年を迎えることについて「非常に幸せ者だと思っています。40周年の間にずいぶんいろんなことがあったなと。ほとんどの親しいお友達は40年の間にいなくなり……40年はそういう年なんだなと」と感慨深げにコメント。続けて「テレビという新しい仕事の中で40年間やってこれたということ、そしてゲストでお休みの方がいらっしゃらなかったことも心からお礼申し上げたい」といい、「40年やってこられたのは本当に幸せだった」と改めてしみじみ語った。
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黒柳さんはもう一度来てほしいゲストを聞かれると、「どの方が一番面白かったとかは、言ったことがない。そんなことを言ったら、名前が出なかった方はつまらなかったのかとお思いになるから」としつつ、「お会いしたかったと思ったのは、山下清さん」と告白。「番組が始まったときは亡くなってましたので。あの方の話は純真で面白そうなので、会ってみたかった」と明かした。また、番組を長く続けるなかで「どうでもいいと思って来たことは一回もない」とし、「(収録には)どういうお話が出るだろうとか、いつも楽しみに来ていました」と語った。
番組の収録には、1991年3月の放送以来約25年ぶりの出演となるお笑いタレントの明石家さんまさんや、同年11月の放送以来の出演となる所ジョージさんらが登場。黒柳さんは、5回目の出演となるさんまさん、6回目の出演となる所さんと、番組の思い出やプライベートなどを振り返るトークを展開。黒柳さんはさんまさんについて「さんまさん大好きで、天才だと思っているんですけど」と称賛し、「(収録では)天性でああいう方だとは思うんですけど、それにしても大サービスしてくださって。涙出るぐらい本当にうれしかったです。胸がいっぱいです」と感激を表現。収録終盤には、40周年を記念して、「40」の文字や頂点に黒柳さんの人形が飾られたケーキも登場。黒柳さんがさんまさんと一緒にケーキに“入刀”する場面もあった。
「徹子の部屋」は、1976年2月2日に放送を開始した長寿トーク番組。毎回、国内外からさまざまなジャンルの人々をゲストに迎えており、初回は故・森繁久彌さん、1000回目は国文学者の故・物集高量(もずめ・たかかず)さんと久米宏さん、5000回は高橋英樹さん、1万回は近藤真彦さんと少年隊の東山紀之さんが出演するなど出演ゲストは延べ1万人を超えている。放送8961回を迎えた2011年4月27日には、同一司会者による最多放送記録としてギネス世界記録に認定されている。
黒柳さんは「本当に幸運だと思っています。少なくとも50年目までやりたいと思っているので、これからが正念場!」と“50周年”を目指すコメントも寄せている。番組は2月11日午後7時から放送。
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