お笑いコンビ「キングコング」の西野亮廣さんが、「アメちょうだい」と声をかけられたらパインアメをあげる「パインアメのオッチャン」になると宣言したことが、28日分かった。SNSでの炎上を繰り返し、「好感度低い芸人」の西野さんが、「大阪人にアメを配ると喜ぶ」という習性を利用し、好感度を上げようという作戦か? 西野さんに狙いを聞いた。
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西野さんは3月、MCを務めるバラエティー番組「ガリゲル」(読売テレビ)のイベント「ガリゲル音楽祭 おとあい」のオープニングトークで、楽屋にあった「パインアメ」を配り、会場を盛り上げた。終演後も来場者がツイッターなどで拡散し、大評判になったことを、製造元の「パイン」(本社・大阪市天王寺区)が知り、自身のライブでまた配りたいという西野さんに業務用のパインアメ10袋(10キロ)をプレゼントした。
大量のパインアメを手にした西野さんは、ライブだけでは配りきれないことから、パインアメを持ち歩き、道行く人から声をかけられたら、ただでアメを渡し、代わりにSNSで拡散して好感度を上げてもらおうと考え、ブログで「パインアメのオッチャンになる!」と宣言した。
西野さんはパインアメについて「テレビの収録のとき、前室にあるお菓子の入ったカゴにあるアメの中には、必ずパインアメが入っていますし、吉本の劇場にも、舞台に出る出演者用に、アメが置いてあるんですが、そこにもあった。アメといえば、パインアメと言ってもいいくらい」と思いを語り、10袋のアメが贈られたことについて「すべては、パインアメさんの優しさからなんでしょうけど、僕のことを、喜ばせるあまり、業務用が来るとは、笑ってしまいました。でも、それもパインアメさんの可愛さですよね」とコメント。今後について「アメを配ると、喜ばれる。街の人でも、仕事関係の人でも、配ると喜ばれるし、和む。僕の好感度を上げるために役立ってもいる」と語った。
西野さんはこれまで、ツイッターで放送作家の鈴木おさむさんの著書を批判して騒動になるなど、さまざま発言で炎上を繰り返し、バラエティー番組「アメトーーク!!!」では「好感度低い芸人」のアンケートで1位に輝くなど、好感度の低さには定評があった。一方で自身の描いた絵本の原画展を米ニューヨークで開催、大盛況になるなど才能あふれる一面も持っている。
「パインアメ」は、昭和24(1949)年から販売されており、パイナップルを輪切りにしたような形とさわやかな甘酸っぱさが特徴でロングセラーとなっている。西野さんはパインアメの庶民的な味わいにあやかって、好感度上昇を狙う。
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