米マーベル・コミックを題材に、宇宙の落ちこぼれたちの活躍を描き、世界中で大ヒットしたSFアクション映画の続編「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス」(ジェームズ・ガン監督)が12日に公開された。4月に来日した主演のクリス・プラットさんに、映画について、またプラットさんが考える魅力的な女性、ヒーロー像について聞いた。
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「ベビー・グルートは、誰もが見たとき『可愛い!』と思うように、(ジェームズ・ガン)監督が大きな頭と大きな目を意識してデザインしたんだ。その彼がメンバー全員とすごくいいバランスをとってチームになっていると思う」と、目の前のベビー・グルートのフィギュアをいじりながら話すプラットさん。
ベビー・グルートの“前身”は、前作「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」(2014年)で身を挺(てい)して仲間を守った樹木型ヒューマノイド“グルート”(声:ビン・ディーゼルさん)だ。彼の“相棒”で、凶暴かつ毒舌のアライグマ“ロケット”(声:ブラッドリー・クーパーさん)の懸命な世話のお陰で、今回ベビー・グルートとして復活している。
プラットさんが演じるのは、地球生まれで銀河育ちという特殊な生い立ちの“スター・ロード”ことピーター・ジェイソン・クイルだ。前作では、彼がある争いに巻き込まれ、その過程で宇宙の落ちこぼれたちと出会い、チーム“ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー”が生まれるまでが描かれていた。
プラットさんによると今作の設定は、「1作目で起きた出来事の数カ月後」。グルート改めベビー・グルートとロケットはもとより、殺人兵器になるべく育てられた暗殺者“ガモーラ”(ゾーイ・サルダナさん)、見た目はゴツいが心は優しい“ドラックス”(デイブ・バウティスタさん)も姿を見せ、またもや彼らは銀河全体を脅かす恐るべき陰謀に立ち向かっていくことになる。その一方で、前作にも登場したガモーラの妹ネビュラ(カレン・ギランさん)は相変わらずガモーラに敵愾(てきがい)心を燃やし、ピーターの育ての親ヨンドゥ(マイケル・ルーカーさん)はチームの前に立ちはだかり、さらに、ピーターの父を名乗るエゴ(カート・ラッセルさん)や彼のお世話係のマンティス(ポム・クレメンティエフさん)といった新キャラクターも登場する。
プラットさんは、それらのキャラクターについて、「ネビュラもマンティスもドラックスもヨンドゥも、それぞれがバランスよく描かれていて、すごくいいシナジー効果が生まれているんだ。それぞれにダイナミックなドラマがあって、みんな同じくらい目立っていて、素晴らしいバランスを保てていることを誇らしく思うよ」と胸を張る。
前作で互いに引かれ合っていることがうかがえたピーターとガモーラ。感情を表に出さないガモーラは、よくいえば“クール”、悪くいえば“表情が乏しい”。そんなガモーラの魅力をプラットさんは、「ガモーラは、ピーターからするとタフだけれど、(生い立ち上)いろんなことに耐えてきたことが分かる。だからその下にはまた別のものを持っていて、それが何かの拍子に見えることに、彼はすごくドキドキしている。それに、彼女はピーターに対して常に挑戦をたたきつけてくる。それに対してもワクワクしてしまうんだ。それに、美しいし、ユニークだし、そこが魅力なんじゃないかな」と、ピーターになりかわって説明する。
ガモーラが持つそういった資質は、プラットさん自身、女性に求めるもので、妻で女優のアンナ・ファリスさんにも「そういう資質がある」のだという。「妻も僕に対して挑戦をたたきつけてくるし、ユーモアもある。それに、彼女も女優なので表現力がある。その点はガモーラとは違うけれど、でも、控えめな人であれ、表現力を持っている人であれ、男性が引かれる女性というのは、あるがままの自分でいられる人じゃないかな」と、プラットさんの考える魅力的な女性像を明かす。
前作のヒットで脚光を浴び、その後、「ジュラシック・ワールド」(15年)や「マグニフィセント・セブン」(16年)、「パッセンジャー」(16年)と立て続けに出演作が封切られているプラットさん。その多くで、文字通り“ヒーロー”を演じている。自身が考えるヒーロー像については「大義のため、人のために自分を犠牲にしてもいいという選択ができる人。自分の命がたとえ危険になろうと、他人を守るために行動する、そういう人だと思う」と語る。もちろん、今作のピーター・クイルも例外ではない。「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス」は全国で公開中。
<プロフィル>
1979年生まれ、米ミネソタ州出身。テレビシリーズ「エバーウッド 遙かなるコロラド」(2002~06年)で人気を集める。「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」(14年)で脚光を浴び、「ジュラシック・ワールド」(15年)、「マグニフィセント・セブン」「パッセンジャー」(16年)と立て続けに出演作が公開された。「アベンジャーズ:インフィニティ・ウォー(原題)」(18年)にもピーター・クイル役で出演する。17年4月、ハリウッドの名所「ハリウッド・ウォーク・オブ・フェイム(ハリウッド名声の歩道)」に名前が刻まれた。
(取材・文・撮影/りんたいこ)
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