福山雅治:「オスは切ない」と嘆く Nスペ「ホットスポット」最終回 今日放送

「ホットスポット 最後の楽園」日本編の一場面=NHK提供
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「ホットスポット 最後の楽園」日本編の一場面=NHK提供

 俳優の福山雅治さん(42)が出演するNHKの自然ドキュメンタリー番組「ホットスポット 最後の楽園」の最終回となる日本編が26日午後9時に放送される。同シリーズで絶滅の危機に瀕(ひん)する生物が生息する場所「ホットスポット」を紹介してきた福山さんは「オスってものは切ない。メスがオスを選ぶんです。(自然界では)メスのためにオス同士の戦いが大変。人間、仕事を一生懸命やるのは、そういうこと(メスに選ばれるため)なのかと……。生き物としてそういうことを感じます」と冗談半分で嘆いてみせた。

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 番組は、世界で34カ所が指定されているホットスポットで、3年の歳月をかけてとらえた光景を紹介する。NHKと米、仏、ニュージーランドのテレビ局の共同制作で、世界70カ国で放送。プロローグと全6回のドキュメンタリーで構成され、これまでにマダガスカル編、ブラジル・セラード編などを放送した。

 福山さんは同番組の収録で昨年、マダガスカルやブラジルを訪れ、今年2月に上高地(長野県松本市)、4月に西表島(沖縄県竹富町)を訪れた。各地で独特の進化を遂げた貴重な生き物や自然を目の当たりにし、全回のナレーションも担当した福山さんは、人間がさまざまな生活環境に順応して生きていくことを「それもある種、生き物の進化」と例え、10代、20代の若者に対して「自分自身も変化、進化することが可能であることを、生き物たちの進化と照らし合わせて見てもらえると、ワクワクできると思う。自分だっていろんなことができるようになると見てもらえれば」と呼びかけている。

 また自身が順応してきたことを聞かれると、以前、体形がきゃしゃだったことを挙げ、「00年前後からトレーニングを始めた。来るべき老いと加齢にどう対応していくのかと(考え)、早めにやってみた。たぶん何もトレーニングしていなかったら今のような(コンサートの)ステージはできていないのかな」とコメント。時折、バッティングセンターに行くそうで、30代前半のマネジャーと比較して「(マネジャーは)2ゲームぐらいで1週間ぐらい筋肉痛だと言っているけど、僕は10ゲームぐらいやっても筋肉痛にならない」と不敵な笑みを見せた。「引き続き、力強いパフォーマンスをするためのトレーニングを続けて、その年代なりに進化させないとやりたいパフォーマンスはできない。毎年実感しています」としみじみ語っている。

 番組は「ホットスポット 最後の楽園 日本 私たちの奇跡の島」と題し、26日午後9時~同49分に放送される。(毎日新聞デジタル)

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