ビートたけし:とんねるず石橋と夢の初共演 番組名から考えるTBSの異色バラエティーを初収録

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 ビートたけしさんととんねるずの石橋貴明さんの初共演で、番組名から考えるという異色のTBS系バラエティー番組の初収録が10日、同局内のスタジオで行われ、収録後、2人が会見した。たけしさんは収録中、大張り切りで番組名の案を並べ、「日曜ゴールデンで何やってんだテレビ」と命名。「TBSの日曜8時は死んでるけれど、俺たちなら、もしかしたら治っちゃうかも。名医と言われちゃうぞ。じゃなきゃ、さっさと逃げちゃう(笑い)。結構(この番組に)力入れてんですよ」と、毒舌を交えながらも、意気込みを語った。

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 同番組は、「今のテレビに足りないものは何か」「腹を抱えて笑えるものは何か」「文句なしに興味のあるものは?」 などについてたけしさんと石橋さんが議論を交わしながら企画を生み出し、盛り上がった企画は即実行するという異色のバラエティー番組。初収録は、番組放送決定後、2人が初めて対面し、会議室のセットで延々と番組タイトル決めから裏番組の分析、コーナー案出しなどの会議を行った。たけしさんとの共演について、石橋さんは「野球でいえば、王さんや長嶋さんと草野球の選手が一緒にいる感じ。果たしてたけしさんにどうやって笑ってもらおうか必死。とにかく夢のような気持ち。必死について行こう」と緊張気味に語った。

 目標を聞かれると、たけしさんは「タレントをひな壇に並べて時間をつぶすんじゃない、くだらないことをやろう。親が子どもに見せたくない番組の5、6位くらいで踏ん張りたい」と笑いながら語った。一方、石橋さんは番組をまだ作っている途中と強調して「あの、番組が本格的にスタートするのは(来年の)4月なんで、様子を見てください。温かく見守って……」と懇願して記者たちを爆笑させたが、4月には「(視聴率)40%は超えます! また(TBSは)横浜ベイスターズを買い取る!」と堂々と宣言。たけしさんも「俺たちが監督するか」と笑いながらうなずいていた。

 同局の高宮望プロデューサーは、番組について「基本的に2人がやりたいことを考えて番組を作っていく、かつてないバラエティー」と説明し、「何が飛び出すか分からない、型にはまらない番組になる。できるだけ長く、記憶に残る番組に育てたい」と意欲を語った。番組は21日スタート。毎週日曜午後7時57分から放送する。(毎日新聞デジタル)

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