花子とアン:母校での史料展が好評 異例の見学者

史料展示「村岡花子と東洋英和 2」を開催中の東洋英和女学院
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史料展示「村岡花子と東洋英和 2」を開催中の東洋英和女学院

 高視聴率を記録しているNHKの連続テレビ小説「花子とアン」のモデルで翻訳家の村岡花子さんの母校・東洋英和女学院(東京都港区)で開催中の史料展示「村岡花子と東洋英和 2」が好評だ。同学院によるとドラマが始まった4月から毎週約100人の見学者が訪れているといい、同学院史料室の酒井ふみよさんは「約半年ごとに内容を変えて展示を行っているが、今までの展示では学外の見学者はほぼゼロに近かった。今回は異例の数」と驚いている。

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 学内の展示コーナーには、村岡さんの写真や直筆原稿、学内の機関誌に掲載された村岡さんの寄稿やインタビューなどが集められている。中でも、吉高由里子さん演じる主人公・はなが通う修和女学校のブラックバーン校長のモデルとされる同学院の前身・東洋英和女学校で1890(明治23)年から、約30年間校長を務めたブラックモア校長の言葉や、ドラマで浅田美代子さん演じる寮母のモデルとされる人物の写真なども見ることができ、ドラマの世界とリンクさせて楽しむことができる。

 酒井さんによると、見学者を集計し始めた3月27日から5月10日までの見学者は約600人で、50~70代を中心に女性の見学者が大半を占めるという。酒井さんは「村岡花子さんが東洋英和で学んだ環境や雰囲気、大事になさっていたことを感じていただけたらと思う」と話している。

 史料展示「村岡花子と東洋英和 2」は東洋英和女学院六本木校地(東京都港区六本木5)の本部・大学院棟1階ロビーで9月末まで開催。見学無料。見学可能時間は、日曜祝日以外の午前9時~午後8時。土曜は午後7時まで。

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