日曜劇場:倉本聰、三谷幸喜ら豪華脚本家が父子テーマに競作

TBS提供
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 倉本聰さんや三谷幸喜さんら脚本家10人が、父と息子・娘という同じテーマで制作するオムニバスドラマ「おやじの背中」が、TBSの7月期の日曜劇場で放送されることが23日、明らかになった。毎回異なる脚本家がそれぞれのキャストで手がける各話完結ドラマで全10話。日曜劇場で単発ドラマを連続して放送するのは1993年3月28日放送の「おんなの家」(全16回)以来、約21年ぶりとなる。

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 10人の脚本家(カッコ内で配役)は、倉本さん(西田敏行さん)、三谷さん、鎌田敏夫さん(渡瀬恒彦さん、中村勘九郎さん)、坂元裕二さん(役所広司さん、満島ひかりさん)、池端俊策さん(大泉洋さん)、井上由美子さん、岡田惠和さん(田村正和さん)、木皿泉さん、橋部敦子さん、山田太一さん。

 同オムニバスドラマを手がけているのは、これまで「おやじぃ。」や「パパはニュースキャスター」など数々のホームドラマを生み出してきた八木康夫プロデューサー。「原作のあるものではなく、脚本家のオリジナルドラマで、テレビでしか見られないものを作る」と今回の狙いについて語っており、父と子というテーマについて、「母親は向き合って許してもらえる。父親は子供に言いたいことを言えない。親の気持ちは同じだが、父親の方がドラマチックなものができるのでは」と物語性に大きな期待を寄せている。

 鎌田さんと坂元さんの作品は既に撮り終えているといい、鎌田作品は、対立していた父親(渡瀬さん)と息子(勘九郎さん)が亡き妻であり母の思いを胸に巡礼の旅に出る物語。坂元作品は元プロボクサーの父(役所さん)と父の指導で五輪出場を目指す娘(満島さん)を軸に勝負の世界で生きる父と娘の葛藤を描く。

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