綾瀬はるか:主演ドラマの原作者カズオ・イシグロと対談

1月スタートのドラマ「わたしを離さないで」で主演を務める綾瀬はるかさん(左)と原作者のカズオ・イシグロさん
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1月スタートのドラマ「わたしを離さないで」で主演を務める綾瀬はるかさん(左)と原作者のカズオ・イシグロさん

 女優の綾瀬はるかさんが、2016年1月に放送をスタートする主演ドラマ「わたしを離さないで」(TBS系)の原作者である英国のベストセラー作家のカズオ・イシグロさんと対談したことが23日、明らかになった。綾瀬さんは、イシグロさんにドラマが生まれた成り立ちやキャラクターの作り方などを質問するなど4時間にわたって対談。ドラマで世間から隔離された施設で育てられてきた恭子役を演じる綾瀬さんは、対談を終えて「充実したお話ができて、来てよかったです。“自分が思うようにやってください”と イシグロ先生がおっしゃってくださったので、自分が思う恭子という役を素直に演じられたらと思います」とドラマへの思いを語った。

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 ドラマは、社会人として働き、普通の生活を送っている恭子(綾瀬さん)、友彦(三浦春馬さん)、美和(水川あさみさん)の3人を軸にしたストーリー。3人は山の中にある陽光学苑の出身で、幼少期に校長から「あなたたちは生まれながらにして“使命”を持っているのです」と告げられ、自分たちが持つ「本当の運命」と向き合っていく……というストーリー。伊藤歩さん、真飛聖さん、甲本雅裕さん、麻生祐未さんも出演。脚本は「JIN-仁-」「天皇の料理番」(ともに同局系)などの森下佳子さんが担当する。

 対談は綾瀬さんが「この作品を、この役を、より深いレベルで理解したい」と考えていることを知ったプロデューサーがイシグロさんにコンタクトを取り、ロンドンを訪れる形で実現したという。対談では、綾瀬さんから作品のメッセージ性について聞かれたイシグロさんが「人生は短いということを書きたかった。すべての人は死を迎える。その短い人生の中で避けられない死に直面したときに何が重要なのか、そういうテーマについて書きたいと思った」と明かし、綾瀬さんがじっと考えこむような様子をみせる場面もあったという。また、綾瀬さんがロンドンを訪れるのは初めてといい、「街並みや公園もとても落ち着いていて、すごく好きな街です。また来たいと思いました」と感想を語った。

 ドラマは16年1月15日から毎週金曜午後10時放送(初回は15分拡大版)。対談はドラマのメイキング番組内で放送される。

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