女優の森川葵さんが13日、京都市内で開催中の「京都国際映画祭」(同映画祭実行委員会主催)で上映された「A.I.love you」(宮木正悟監督)の舞台あいさつに登場。森川さんはクライマックスの長回しのシーンで「テストなのに感情が入りすぎちゃって、“バー、バー”泣いた」といい、「(感情のリミッターが)はずれちゃいましたね。制御不能になっちゃって」と明かした。
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一方で、「本番では涙がピタッと止まってしまった」といい、「気合の入れどころを間違えちゃいました」と照れ笑い。宮木監督も「本当にその時(テストの時)にカメラを回しておけばよかった」と悔しがっていた。
「A.I.love you」は、パティシエになって自分の店を開きたいという夢を持つ主人公・星野遥(森川さん)とA.I.(人工知能)の「ラヴ」(斎藤工さん)、遥の同僚のエリートシェフ・相田直斗(上杉柊平さん)による奇妙な三角関係を描くラブストーリー。全編にわたってスマートフォンで撮影された。
「京都国際映画祭」は、1997年から京都市内で開催されてきた「京都映画祭」を発展継承する形で2014年に誕生。「映画もアートもその他もぜんぶ」をテーマに、映画、アート、パフォーマンス、工芸、演芸などあらゆる分野に対象を広げて京都から世界に文化を発信する。
3年目の今年のキャッチコピーは「京都上ル上ル(あがるあがる)」。映画部門はドキュメンタリーとサイレントを中心に上映され、ゴーストライター騒動の佐村河内守さんにスポットを当てた作品「FAKE」が話題を呼んだ森達也監督や喜劇王チャップリンを特集。また、アート部門ではマンガ家の蛭子能収さんの個展も開かれる。よしもと祇園花月(京都市東山区)など同市内の複数会場で16日まで。
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