女優の柴咲コウさんが主演するNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」の最終回(第50回)「石を継ぐ者」が17日に放送され、平均視聴率は12.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だった。全50回の期間平均視聴率は12.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区から算出)と2012年放送の「平清盛」、15年放送の「花燃ゆ」の12.0%を上回ったものの、史上3番目の低さとなった。
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ドラマは今年1月8日にスタートし、初回の平均視聴率は16.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区・以下同)を記録。この数字が番組最高となった。第6回以降は一度も15.0%を上回ることなく、ワーストは第31回の10.6%だった。
「おんな城主 直虎」は56作目の大河ドラマで、森下佳子さん脚本のオリジナル作品。幕末の大老・井伊直弼の先祖で、徳川家康の重臣・井伊直政の養母にあたる主人公・直虎(柴咲さん)が、男の名で家督を継ぎ、今川、武田、徳川が領地を狙う中、仲間と力を合わせて国を治め、幼い世継ぎの命を守りながら、生き延びていく……というストーリー。
最終回「石を継ぐ者」では、本能寺の変で信長(市川海老蔵さん)が討ち取られ、直虎の手助けによって家康(阿部サダヲさん)は無事、三河へと戻る。謀反を起こした光秀(光石研さん)が京を追われたと聞いた直虎は、龍雲丸(柳楽優弥さん)と別れ、堺を後にする。井伊谷(いいのや)に戻った直虎は、保護していた光秀の遺児・自然(じねん=田中レイ君)を逃がそうとするが、龍潭寺に万千代(菅田将暉さん)がやって来て、身柄を徳川に引き渡すよう要求する。
そこに突然、家康の母、於大の方(栗原小巻さん)が現れるも、直虎は自然をこのまま引き渡すわけにはいかないと必死に抵抗。さらに、自然を捕らえようと、織田の追っ手が龍潭寺に乗り込んできて……という展開だった。
大河ドラマは2018年1月7日から俳優の鈴木亮平さんが主演を務める「西郷(せご)どん」がスタートする。NHK総合で毎週日曜午後8時ほかで放送。
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