劇団ひとり:“謎の漂流者”役で「西郷どん」出演 「土佐弁はとても難しかったです」

NHK大河ドラマ「西郷どん」で“謎の漂流者”を演じる劇団ひとりさん (C)NHK
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NHK大河ドラマ「西郷どん」で“謎の漂流者”を演じる劇団ひとりさん (C)NHK

 お笑い芸人の劇団ひとりさんが、俳優の鈴木亮平さん主演のNHKの大河ドラマ「西郷(せご)どん」に、“謎の漂流者”役でゲスト出演することが21日、明らかになった。劇団ひとりさんは、2015年放送の「花燃ゆ」以来2回目の大河ドラマ出演で、2月4日放送の第5回と同11日放送の第6回に登場する。

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 謎の漂流者は洋服を着ていて衰弱し、自分について何も語らないが、意味不明の異国の歌を口ずさむ……というミステリアスな役どころ。この男が薩摩にやってきたことで、大波乱が巻き起こるといい、劇団ひとりさんも「その男は奇妙な人生を歩み、当時の日本にとんでもない新しい風を吹き込んだ人物ですので、その瞬間をぜひ皆さんに見てほしいです」とメッセージを送っている。

 また、出演オファーをもらい「渡辺謙さんとお芝居ができるとテンション上がりました」と明かす劇団ひとりさん。「謙さんは、僕にも演技プランを相談してくれて、意見を聞いていただき、うれしかったです」と話し、「僕の父が高知出身であることと、ご先祖様の中には幕末にゆかりがある人もいるので、高知とは縁が深いと思っています。ご先祖様のことを考えると、高知関連のお仕事ができることは、とてもうれしいです。ただ、 土佐弁はとても難しかったです」とさりげなく役柄のヒントも明かした。

 制作統括の櫻井賢さんも「ひとりさんは、高知出身のお父上をお持ちで、米国在住の経験もある。不思議なご縁です。歴史に詳しい方、勘の良い方は、もうお気づきかもしれません。でも、気づいても胸の奥にしまっていてください。幕末において大変重要な人物だということは間違いなく、その謎の答えは放送にて!」と力を込めていた。

 「西郷どん」は、明治維新150年となる18年放送の大河ドラマ57作目。薩摩の貧しい下級武士の家に生まれた西郷隆盛(吉之助)の愚直な姿に、カリスマ藩主・島津斉彬が目を留める。斉彬の密命を担い、西郷は江戸へ京都へと奔走する。勝海舟、坂本龍馬ら盟友と出会い、革命家へと覚醒。やがて明治維新を成し遂げていく……という内容。NHK総合で毎週日曜午後8時ほかで放送される。

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