MD松尾のヒット解析:「ゴッド・オブ・ウォー」が首位 話題の「ニンテンドーラボ」は2位

 TSUTAYAで加盟店にゲームソフトの商品提案をしているマーチャンダイザー(MD)の松尾武人さん。バイヤー歴10年以上の松尾さんは、その経験からソフトの特徴に合わせた商品展開を得意としている。ベテランバイヤーがヒットの流れを解析し、今後の動きを予想する。

ウナギノボリ

 Z指定タイトルの「ゴッド・オブ・ウォー」(PS4、SIE)が予想をはるかに上回るすごい売れ行きで首位を獲得しました。TSUTAYAでは欠品するほどの勢いで、昨今の海外ゲーム人気を改めて裏付ける結果となりました。

 僅差で続いたのは注目の「ニンテンドーラボ」(NS、任天堂)の「バラエティ キット」。キッズ層を中心に売れているのが特徴で、発売日に左右されない層だけにゴールデンウイークや夏以降まで息の長い販売が見込めそう。体感的にロボットを操作できる「ロボット キット」は5位に入っています。

 ◇今週の動き

 人気野球ゲームの最新作「実況パワフルプロ野球2018」(PS4・Vita、コナミデジタルエンタテインメント)がPS4版、Vita版の順でワンツーを飾りそう。今回PS4版はPSVRにも対応ということで話題を集めそう。3位には「SDガンダム ジージェネレーション ジェネシス for Nintendo Switch」(NS、バンダイナムコエンターテインメント)が入りそうです。

 ◇ランキングは次の通り(4月16~22日・TSUTAYA調べ・限定版含む)

1位 ゴッド・オブ・ウォー(PS4)
2位 ニンテンドーラボ バラエティ キット(NS)
3位 星のカービィ スターアライズ(NS)
4位 スナックワールド トレジャラーズ ゴールド(NS)
5位 ニンテンドーラボ ロボット キット(NS)
6位 メタルマックス ゼノ(PS4)
7位 ファークライ5(PS4)
8位 メタルマックス ゼノ(Vita)
9位 スプラトゥーン2(NS)
10位 マリオカート8 デラックス(NS)

 ◇プロフィル

 松尾武人(まつお・たけと) TSUTAYAゲームリサイクル企画グループ リーダー

 「GAME TSUTAYA」加盟約550店に新作ゲームの商品提案をするマーチャンダイザー。1996年から家電量販店でゲームのバイヤーを担当。2002年にTSUTAYA入社後も一貫してバイヤーの道を歩んできた。ネオジオCDを2台購入したほどの格闘ゲーム好きだったが、現在は携帯版ドラクエなどで遊ぶ日々が続いている。

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