あしたのジョー:ジョーVS力石の名場面も 連載50周年の記念展覧会に懐かしのアニメ資料ずらり

「あしたのジョー展」の様子
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「あしたのジョー展」の様子

 高森朝雄(梶原一騎)さん原作、ちばてつやさん画のマンガ「あしたのジョー」が連載開始50周年を迎えることを記念した展覧会「あしたのジョー展」が、28日から東京ソラマチの「スペース 634」(東京都墨田区)で開催される。27日には内覧会が行われ、矢吹丈と力石徹の試合の名場面をはじめ、マンガやアニメの原画など約150点がお披露目された。5月6日まで。

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 同展は、マンガやアニメの原画など約150点を展示。高森さんの息子・城さん、ちばさんが厳選した15の場面の原画がコメント付きで展示され、ジョー対力石の試合の名場面やカラー原画も登場する。マンガの名シーンをまとめたオリジナル動画も初公開される。また、現在放送中の「あしたのジョー」が原案のテレビアニメ「メガロボクス」の制作資料も展示される。

 内覧会には、ちばさんが出席。連載開始50周年について、「ラストシーンが決まらなくて、苦しんでいたのが、つい2、3年前のよう。描き終えた後には、私自身も燃え尽きたような感じでした」と振り返り、「こんなに大きな規模で、私の原画だけじゃなくて、梶原さんの原稿も、アニメーションのセル画などいろんなものがあって、私も初めて見るものがたくさんあった」と展覧会の感想を語った。自身が会場近くの小学校に通っていたことを明かし、「こんなふるさとのようなところで展覧会をやってくれて、うれしい。梶原一騎さんも喜んでいると思います」と話した。「メガロボクス」に声優として出演している細谷佳正さん、安元洋貴さんも登場した。

 「あしたのジョー」は、マンガ誌「週刊少年マガジン」(講談社)1968年1月1日号で連載スタート。コミックスの累計発行部数は2000万部以上を誇り、これまでもアニメ化、実写映画化されてきた。身寄りのない矢吹丈がボクシングと出会い、やがて運命のライバル・力石徹と共に、プロボクシングで己の生命を燃焼させていく……というストーリー。同作を原案としたテレビアニメ「メガロボクス」が放送中。展覧会は28日~5月6日午前10時~午後6時に開催。当日券は一般・大学生が1200円、高校・中学生が800円、小学生以下は無料。

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