ザ・ローリングキッチン：「料理の鉄人」演出家の料理バトル　恐妻家・野々村夫妻と“ワケあり元議員”宮崎・金子夫妻が対決

　「料理の鉄人」を手がけた田中経一さんが演出する料理バラエティー番組「ザ・ローリングキッチン」（読売テレビ）が2日午後0時35分に放送される。10分で“強制回転”する円形のキッチンを舞台に、2組の夫婦が協力して制限時間内に料理を完成させるルールで、“恐妻家夫婦”として知られるタレントの野々村真さん・俊恵さん夫妻と“ワケあり元議員夫婦”の宮崎謙介さん・金子恵美さん夫妻が対決する。

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　ルールは、円形のキッチンで対角線上に向かい合った夫と妻が協力しながら、40分以内に指定された料理2品に取り組むが、10分経過するとセットが回転し、夫婦間のキッチンが入れ替わってしまう。それぞれの調理の様子は見られず、困ったときには、1分間電話ができる「テレフォン」、1分間だけ相方のキッチンへ助けに行ける「ヘルプ」、さらに敵夫婦の秘密の話を暴露できる「ボム」の「ライフラインカード」が使える。

　俊恵さんが調理師免許を所持している野々村夫妻と、料理は“イクメン議員”として話題になった夫任せという宮崎・金子夫妻は課題の「アジフライとポテトサラダ」と「エビチリと春巻き」に挑戦。エビを紹興酒に漬けて弱らそうした宮崎さんだが、タバスコと取り違えるという痛恨のミス。魚をさばいたことがないという金子さんは、人生初のアジの開きに挑戦するが、骨がついたままにしてしまう。一方、「ポテトサラダは何からすればいいの？」と「テレフォン」で助けを求める真さんに、調理の工程を伝達しつつも手を止めたくない俊恵さんは、「こっちの作業をやりたいんだけど！」と冷たくあしらう。

　何とか料理を仕上げた真さんは「ここ最近、こんなに夫婦の共同作業で頑張ったことはなかったし、料理を通じてお互い感謝し合えるいいきっかけになった」と満足げ。俊恵さんも「全然段取りがなってなかったけど、頑張ってるなと思いました」と夫を評価する。「謝罪会見並みの大変さでした」と自嘲する宮崎さんは「今日は一つ大きな山を越えた気がする」と語る。金子さんも「ちゃんと揚げ物ができたし、なんだかんだ2人で協力すれば形になるんだなと感動しました。すごい達成感です」と笑顔を見せる。

　ジャッジの際は、MCの別所哲也さんと審査員を務める木村祐一さん、江崎グリコ社長夫人で料理研究家の江崎美惠子さん、和食の重鎮・神田川俊郎さんが試食するが、想像を超えた味付けとなった料理に頭を抱える。