女優の広瀬すずさんが主演を務めるNHKの連続テレビ小説(朝ドラ)「なつぞら」の第15回が17日に放送され、平均視聴率は23.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区・以下同)を記録。16日の第14回でマークした23.4%を上回り、連日、番組最高記録を更新している。
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第15回では、農協で働く剛男(藤木直人さん)は、農協が貸した天陽の家の牛のことで、義父の泰樹(草刈正雄さん)と何やら険悪な雰囲気。剛男は、なつ(広瀬さん)を味方につけようとするが、剛男の真意をつかめないなつは、微妙な反応をしてしまう。すると、泰樹が「剛男が農協で進めている、牛を貸し、酪農家を牛耳るやり方には賛同しない」と話したことから、泰樹と剛男は真っ向から対立してしまい……という展開だった。
「なつぞら」は節目となる100作目の朝ドラで、脚本家の大森寿美男さんのオリジナル作。広瀬さん演じるヒロインの奥原なつは1937年、東京生まれの設定。大空襲を生き延びたものの、両親を戦争で失う。兄・咲太郎(さいたろう)、妹・千遥(ちはる)と別れ、父の戦友だった柴田剛男に引き取られ、北海道の十勝地方に移り住む。柴田家の家業である酪農を手伝う中、持ち前の明るさを取り戻し、北海道移民1世である剛男の義父・泰樹から、開拓者精神とともに人生で大切なことを学んでいく。
高校卒業後は上京して、当時、「漫画映画」と呼ばれ、草創期を迎えていたアニメ業界に飛び込む。画家志望の友人、山田天陽(てんよう)から、手ほどきを受けたデッサンの腕前を生かし、自然の中での生活で磨かれたみずみずしい感性を発揮していく……というストーリー。全156回を予定。
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