米マーベルコミックスの人気キャラクター・スパイダーマンが活躍する映画シリーズの最新作「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」(ジョン・ワッツ監督)の日本語吹き替え版で、ピーター・パーカー/スパイダーマンの声を担当した声優の榎木淳弥さんが6月27日、TOHOシネマズ新宿(東京都新宿区)で開催された同作の世界最速上映カウントダウンイベントに登場。徹底した情報管理で知られる同シリーズ、榎木さんは「本当になかなか台本がもらえなくて、収録中に台本が3回変わりました。映像も3回変わったので、僕だけが知っているあんなシーンやこんなシーンも……」と明かし、「へたなことを言うと、声優界から僕が“指パッチン”され(消され)ちゃいますね」とジョークを飛ばしていた。
ウナギノボリ
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今作を含めて、5作品でピーター・パーカー/スパイダーマンの声を担当している榎木さんは「光栄なこと」といい、スパイダーマンの魅力について「“親愛なる隣人”という言葉に尽きます。等身大のヒーローは珍しいと思っていて、高校生が悪に立ち向かっていく姿が、共感を得ているんだと思います」と持論を展開した。
TOHOシネマズ新宿では、12スクリーン中、11スクリーンで6月27日夜に「アベンジャーズ/エンドゲーム」を最終上映。日をまたいだ28日午前0時から、「ファー・フロム・ホーム」が世界最速で上映された。映画を鑑賞した女性は「『アイアンマン』の1作目からずっと見ていたので、『エンドゲーム』は感慨深かった。スパイダーマンの成長も見られて、大満足の内容でした」と興奮気味に感想を語っていた。
「ファー・フロム・ホーム」の舞台は欧州。前作「ホームカミング」(2017年)の主人公であるスパイダーマンこと15歳の高校生ピーター・パーカー(トム・ホランドさん)は、親友のネッド(ジェイコブ・バタロンさん)やMJ(ゼンデイヤさん)らと夏休みに研修旅行へ出かける。しかし旅行中、ピーターの前に突然現れたのは、世界最高の平和維持諜報機関「S.H.I.E.L.D.」の長官、ニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソンさん)だった……というストーリー。
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